イラン最高指導者「シオニスト政権は消極姿勢に」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、パレスチナ・イスラム聖戦運動のナハレ事務局長およびその随行団と会談し、「シオニスト政権イスラエルは今や消極的な姿勢になっている」と強調しました。
ハーメネイー師は14日水曜のこの会談で、ガザ地区での戦闘でイスラム聖戦運動が勝利したことに祝意を述べた上で、今日のシオニスト政権イスラエルの状況は70年前とは大きく異なっているとし、「今日のシオニスト政権は、消極的で受け身的な姿勢をとっている。このことは、パレスチナ抵抗勢力が進むべき道を正しく認識し、しかるべき措置をもってその道を進んでいることを示している」と強調しました。
ハーメネイー師はまた、「大きな目標や仕事は、危険を買って出ることがなければ、達成できない」とし、「今日、パレスチナ抵抗勢力とイスラム聖戦運動の力と信頼は日増しに高まっており、シオニスト政権の最近の5日間戦争での敗北は、そのことを裏付けるものだ」と述べました。
そして、「今、シオニスト政権にとっての状況は70年前と比べて大きく変わった。同政権幹部が80周年を迎えられないと懸念するのも当然のことだ」としました。
ハーメネイー師は、イランが常にパレスチナ市民・組織への支持を継続していることを強調しました。
これに対しナハレ事務局長は、イランがパレスチナ市民およびその抵抗運動を支援していることに謝意を表明した上で、シオニスト政権の5日間戦争での敗北や、パレスチナ・ヨルダン川西岸の情勢、パレスチナ抵抗勢力の優位など最新のパレスチナ情勢について報告しました。
そして、「イスラム聖戦運動は意気高揚と今回の戦争を終えた。今後我々は、シオニスト政権に対する最終的な勝利と聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの解放を望んでいる」と述べました。