6月 29, 2023 16:12 Asia/Tokyo

国際統計から、2022年のイランの石油・ガス生産量が増加し、今年は世界で第3位のガス生産国、第8位の産油国となったことが明らかになりました。

イルナー通信によりますと、最新の世界エネルギー統計総括報告書では、2022年のイランの原油・コンデンセート生産量は、制裁継続にもかかわらず4.1%増加し、日量331万3000バレルに達したとされています。

イギリスの石油大手BPは前年の報告書で、2021年のイランの原油とコンデンセートの生産が16.1%増加したと発表しました。これに基づき、イランの産油量は2年連続で増加していることになります。

2018年から2020年にかけて、米国の核合意離脱の結果、イランの産油量は減少の一途を辿っており、2017年の日量449万バレルから2018年には日量424万バレル、2019年には日量302万バレル、そして2020年には日量273万バレルとなっていました。

またこの報告によりますと、2022年のイランの石油・ガスコンデンセート総生産量は、同年の世界総生産量の4.1%に相当するということです。

さらに、イランのガス生産量は1.1%増加し、2022年には2590億立方メートルに達したとしています。

この報告書によると、イランの天然ガス生産は2011年以来増加傾向にあり、米国の制裁はイランのガス生産の増加の停止や減少に追い込むことはできていない、とされています。

この報告書からは、2022年のイランの天然ガス生産量は2,590億立方メートルで、世界の総天然ガス生産量の6.4%を占め、今年は世界第3位のガス生産国となったことが判明しています。

 


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