中国人専門家、「イラン加盟はSCOの影響力拡大に寄与」

中国人の専門家らが、イランのSCO上海協力機構への加盟について、「西アジア地域で影響力を持つイランが加盟したことは、SCOの影響力に大きな効果をもたらす可能性がある」と語りました。

インドが議長国を務める第23回SCO首脳会合は4日火曜、オンライン形式で開催されました。

今回の会合では、イランが15年の歳月を経てSCOへの正式加盟を果たしました。SCO加盟国の当局者らは、イランへ祝意を表明するとともに、SCOの能力や可能性を伸ばしうる大きな力を備えたイランの加盟を喜びました。

中国紙・環球時報によりますと、同国・蘭州大学アフガニスタン研究センター所長の朱永彪氏は、「イランのSCO加盟により、同組織は世界的な影響力が強まるほか、複雑な世界情勢に対する抵抗力を高めるだろう」と述べました。

また、中国外務省の毛寧報道官も同日、イランがSCOの主要国になるとして、「中国の仲介によるイランとサウジアラビアの国交再開は、世界規模で安全を広めるための実践的イニシアチブを推進させるほか、国際的な安全保障上の課題解決にも重要な役割を果たすだろう」と述べました。

SCOの張明事務局長は、「イランがより一層、当組織の協力プロセスに協力・参画していくことを期待する」と表明しています。

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