イラン外務省報道官、「制裁は違法かつ人権侵害」

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「制裁という行為は違法であり、また、イラン国民の法的権利を侵す人権侵害でもある」と述べました。

キャンアーニー報道官は、10日月曜の記者会見において、安保理決議第2231号を主題に据えた安保理会合とそれに対するイランの対応について、「一方的な制裁は、米国とその欧州同盟諸国によって、イランに対抗する違法な手段として継続的に利用されてきた」と述べました。

続けて、「このような制裁という手段を用いることは、違法かつ、イラン国民の法的権利を侵す人権侵害行為である」と説明しました。

その上で、「残念ながら、米国は核合意から違法に離脱し、欧州諸国も、米国離脱の穴埋めをできずに合意内義務の履行を避けた」と指摘しました。

そして、「我々は、欧州3カ国も米国と同様に核合意責務に違反したため、その責任を負うべきだと考えている。このような状況にもかかわらず、彼らがイランを非難する立場に立ち、制裁を課そうとしているのは、完全に違法な行為だ」としました。

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