7月 12, 2023 21:17 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が、「我が国で宗教に根差した政治体制が確立したことにより、覇権主義者が益々イスラムに対する覇権主義者の敵意が高まっている」と語りました。

ハーメネイー師は12日水曜、シーア派の追悼月であるイスラム歴モハッラム月の到来を前にイスラム神学校の神学生や説教師らと会談し、イスラムの聖典コーランの複数の節を論拠として「神の啓示宗教は、人々の間での真正なる説教を持ってのみ実現可能である」と述べています。

また、「国家の将来をあずかり建設する立場にある青少年世代は、先進的な手段や方式に依拠した創造的な発信源に注目する必要がある」としました。

さらに、「イスラム体制の維持は、必要不可欠である」と語っています。

そして、自由民主主義を自称しイスラム体制に対抗する戦線を虚偽・虚言者の戦線だとし、現代史における多数の事実に触れ、「イラン国民に対抗する戦線は自由主義と自由思想、そして覇権主義者に依存しないあらゆる種類の民主主義に反対するものであり、この戦線に対するイラン国民とイスラム体制の闘争は世界的な闘争である」としています。

加えて、ウクライナの住処を失った困窮した人々の状況は、西側諸国の植民地主義的で略奪的な動機が続いている証拠だとし、「ウクライナ国民が殺されているが、これは西側の武器製造・販売会社の利益はウクライナでの戦争継続に秘められているからである」としました。

最後に、現代の西側諸国は過去のどの時代にも増して脆弱化し被害を受けやすくなっているとし、「アメリカは政治、諸国民との対立、アメリカ国民自身との対立、人種主義、犯罪と残虐といった多様にわたる悪魔の性質を持っている」と結びました。

 


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