イラン外相、「我が国はもはや国外凍結資産ない」
8月 29, 2023 16:14 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、自国の資金はもはやいずれの他国にも凍結されておらず、それらが使用可能であるとしました。
アメリカは、制裁や最大限の圧力行使といった対イラン政策に沿って、イランの国外資産の一部を違法な形で凍結させてきました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、「第13期現政権では、凍結されていた国外資産の解除が真剣に追求されてきた」と述べました。
続けて、「我々は昨年も、1979年のイスラム革命勝利前にイギリスが支払うことになっていた3億9000万ポンドをようやく受け取った」としました。
一方、「(イランが)食料と引き換えに石油を販売しているというような噂話は、事実ではない」と強調しました。
また、イランがBRICS新興経済国グループに加入する利点について、「我が国は今回の加入により、経済力や多極主義に基づく体制での経済・国際的協力を強化できる」と説明しました。
南アフリカのヨハネスブルグでこのほど開催されたBRICS第15回首脳会議では、イランを含めた6か国が、2024年からこの強力な国際的グループに加入することが承認されました。
BRICSは、アメリカの一極主義が最盛期だった1990年代半ばに結成された、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの主導する新興経済グループです。