イラン国連大使、「安保理理事国は武器としての制裁行使をやめるべき」
9月 06, 2023 19:31 Asia/Tokyo
イランのイールヴァーニー国連大使は、国連安保理理事国に対し、「自らの一方的な違法行為を隠すため、あるいは自らの政治的目的達成のための制裁悪用をやめるべきだ」と述べました。
イルナー通信によりますと、イールヴァーニー国連大使は5日火曜の安保理会合で、「安保理による制裁は、正確な評価と人道的影響の精査を受けるべきであり、必要な場合は中止または停止されるべきだ」と述べました。
その上で「安保理がよりよく機能するための最善の策は、安保理を透明性があり、法に基づいた、応答性のある組織に変える包括的な改革である。これは、国連憲章の目的や原則を支持するものであり、すべての加盟国の利益にもかなう」としました。
そして、「安保理はあらゆる決定において国連憲章の目的や原則に忠実であるべきであり、国連加盟国への内政干渉を排し、安保理の行動が国連憲章に基づくものであると確信できるようであるべきだ」と述べました。
イールヴァーニー氏はさらに、「政治的目的のために安保理の行動原理を悪用するための工作は全て、安保理の信頼や正統性を損ね、国連憲章を守るための能力を削ぐことになる」としました。