イメージが語るイラン
北部マーザンダラーン州のバーダーブスールト泉
9月 13, 2023 19:54 Asia/Tokyo
イラン北部マーザンダラーン州の中心都市サーリーの南部にあるバーダーブスールト泉は、同州内の名所の1つとされています。
バーダーブとはペルシャ語で「ガスの入った水」を意味し、スールトはこの泉のある村の旧名とされています。
この泉はカラースプリング、または色のついた泉とも呼ばれており、ここに湧き出る水には色がついて見えることから、異彩を放つ風景を生み出しています。
この泉は、その見た目の色彩や水量、においや味や完全に全く違う2つの泉で構成されています。
この2つの泉のうち、水量が多いほうの泉は直径が15mもあります。その水は非常に塩辛く、足腰の痛み、リューマチ、皮膚病、頭痛、偏頭痛などに大きな効能があります。さらに、塩水であることから冬でも凍結することはありません。
これに対し、もう1つの泉は水量も少なく、先の大きな泉の北西のより高いところにあります。この2番目の泉の水は酸味があり、赤またはオレンジ色をしています。さらに、この泉の周辺には石灰の堆積物が見られます。












