歴史の一葉;ペルシア語が古典語の1つに
(last modified Mon, 18 Sep 2023 05:51:56 GMT )
9月 18, 2023 14:51 Asia/Tokyo
  • ペルシア語が古典語の1つに
    ペルシア語が古典語の1つに

151年前のこの日、1872年9月17日:ヨーロッパの言語学者と作家は、1872年9月中旬にドイツ・ベルリンで開催された3日間の会議の終了に際し、イランの国語ペルシア語をギリシャ語、ラテン語、サンスクリット語とともに、世界4大古典語であると宣言しました。

この会議ではインド・ヨーロッパ語族について議論され、その結果ペルシア語は古典言語という点で(ギリシャ語に次ぐ)第2位の言語となりました。

この意味で、ペルシア語はラテン語より1世紀、英語より 12世紀も早く出現したことになります。

この会議ではまた、アヴェスター語がペルシア語の話者のいない言語と発表されました。

この定義では、第一に古代であること、第二に豊かな文学があり、第三に、過去数千年の間にほとんど変化がなかった言語が古典的として扱われます。

この点で、現代ペルシア語は、まさにその同じ語彙や語句、文法によりイランの英雄叙事詩人フェルドウシーと抒情詩人ハーフェズが詩作に使用した言語です。

ベルリンの会合では、言語学者と作家らは、中世においてペルシア文学が他の国々の文学の頂点に位置し、イランはその時代において他のどの国よりも多くの詩人、作家、思想家を輩出し、その言葉や思想を伝えることができるとともに、この言語が恒久的にいつの時代のものも聴解可能であり、教訓的であるということで見解が一致しました。

 


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