ペルシア詩・文学の日;世界でも高い地位を持つイラン現代詩人・シャフリヤール
(last modified Mon, 18 Sep 2023 10:48:08 GMT )
9月 18, 2023 19:48 Asia/Tokyo
  • 世界でも高い地位を持つイラン現代詩人・シャフリヤール
    世界でも高い地位を持つイラン現代詩人・シャフリヤール

西暦9月18日(イラン暦シャフリーヴァル月27日)は、イランの現代詩人・シャフリヤールの命日にあたり、これにちなんでイランでは「ペルシア詩・文学の日」に制定されています。

国際通信イランプレスによりますと、シャフリヤールの雅号で知られている「セイエド・モハンマドホセイン・ベフジャト・タブリーズィー」は、イラン暦1285年デイ月(西暦1906年1月)にイラン北西部・東アーザルバーイジャーン州タブリーズで生まれ、1367年シャフリーヴァル月27日(西暦1988年9月18日)に82歳で亡くなりました。

シャフリヤールは、ペルシア語だけでなくトルコ諸語のアゼリー語でも詩を書き、詩集「ヘイダル・バーバーィエ・サラーム(ヘイダル・バーバーへの挨拶)」は、アゼルバイジャン文学の傑作の一つとされています。

シャフリヤールの弟子の一人であり、書道家・文学研究者のミールホセイン・ゾヌーズィー氏は、タブリーズでイランプレスの取材に対し、「シャフリヤールは、イラン文学をこの国の歴史と結び合わせ、サアディーとハーフェズを現代に生き返らせた」と語りました。

また、トルコの詩人ホセイン・トゥルクウグルー氏は、「シャフリヤールの高名は、世界的に知られている。彼の作品は、トルコの中等・高等学校で教えられている」と語りました。

 

シャフリヤールの

 

アゼルバイジャンの詩人ショフラト・サッカー氏は、「シャフリヤールは、アゼルバイジャン国民の間では非常に愛され、(詩人として)高い地位にある。アゼルバイジャン国民が、シャフリヤールの素朴な生活や庶民的な言葉による詩のために彼に寄せている思いの大きさは、人々の想像を超えているだろう」と語りました。

シャフリヤールの墓は、タブリーズの主要な観光名所の一つとなっている「マクバラト・ショアラー(詩人たちの廟)」にあり、他の400人の著名な詩人とともにこの場所で眠りについています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem