イスラエル紙「人工衛星・ヌール3はイランの宇宙開発能力を向上」
9月 28, 2023 16:54 Asia/Tokyo
イスラエル紙「エルサレム・ポスト」は、先日イランが打ち上げに成功した人工衛星「ヌール3」について、「イランが自らの能力を示すのに使われる、新たな成功事例」と記しました。
同紙は27日付の記事で、「イランの目的は複数の階層にわたる。人工衛星技術を自らの優位性や目的のために欲している。これは、人工衛星を打ち上げることで、イランが宇宙空間におけるプレーヤーになろうとしていることを意味する」としました。
その上で、今回のヌール3の打ち上げ成功を「イランが自らの能力を示すのに使われる、新たな成功事例であり、それには無人機やミサイル計画も含まれる」と記しました。
同紙はヌール3を撮影用人工衛星としています。ヌール3は観測衛星で、秒速7.6キロで打ち上げから500秒後に地球の上空450キロの周回軌道に乗りました。
ヌール3とこの打ち上げ用ロケット「ガーセド」は、いずれもイラン・イスラム革命防衛隊により設計・製造されました。
革命防衛隊はこれ以前にも、ヌール1、ヌール2の打ち上げに成功しています。イランは2020年4月、初の人工衛星「ヌール」を打ち上げました。
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