シリア大統領、「ガザでのイスラエルの犯罪やめさせるべき」 イラン外相との会談で
(last modified Sat, 14 Oct 2023 10:13:38 GMT )
10月 14, 2023 19:13 Asia/Tokyo
  • シリアのアサド大統領とイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    シリアのアサド大統領とイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

シリアのアサド大統領が、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相との会談において「パレスチナ・ガザの住民に対しシオニスト政権イスラエルが行う野蛮な犯罪の継続を止めなければならない」と強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は13日金曜、地域歴訪の最後の訪問先となるシリアに入り、同国のアサド大統領と会談しました。

同外相はこの会談で、ガザ地区で行われている子ども、女性、高齢者を問わない残忍な住民殺害、水、電力、燃料の供給遮断、住宅地・公共施設・医療施設への爆撃は、シオニスト政権イスラエルによる戦争犯罪であるとしながら、「西側は、シオニスト政権を除く全方面に自制を呼びかけている」と述べました。

続けて、「イランとシリアがパレスチナ国民による抵抗を支持していることは、何人にも隠されてはいない。しかし、パレスチナの人々が先日開始した作戦は、完全に彼らのみで立案、決定、実施したものだった」としました。

また、西側がシオニスト政権の犯罪を正当化し法的根拠を与えようと、ガザで起きている事実の改ざんを試みているとし、「抵抗勢力は、シオニスト政権に対峙する能力を持つ」と指摘しました。

さらに、「米国は、パレスチナの人々に対し使用される武器をシオニスト政権に供与しながら、他の者たちに自制を求めることなどできない」と強調しました。

そして、シオニスト政権がガザに住む人々に行う戦争犯罪によって、同地区が複雑かつ悲惨な状況に置かれているとし、「すべての方面の努力は、ガザでのシオニスト政権の戦争犯罪継続の阻止に傾けられるべきである」と述べました。

一方のアサド大統領も、「西側がシオニスト政権側に立つ理由には、イスラエルの政治的、経済的、社会的危機および、同政権の崩壊を西側が危惧していることが挙げられる」としました。

 


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