イラン・中国外相らが電話会談、パレスチナ情勢巡り
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と王毅・中国外相が電話会談を行い、パレスチナ・ガザ地区に対するシオニスト政権イスラエルの攻撃の即時停止を強調しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は15日日曜、王毅外相との電話会談でガザ在住パレスチナ人らに対するイスラエルの残忍な犯罪行為を指摘し、「現在、緊急の最重要課題は、女性や子供を含むガザ民間人に対するイスラエルの攻撃や犯罪を止めさせることである」と述べています。
また、ガザ地区の住宅地、さらには医療機関に対するイスラエルの攻撃、並びに白リン弾を含む禁止兵器の使用による殉教者と負傷者の衝撃的な数、人々の包囲、同地区への水道や電力、食料の供給の遮断による衝撃的な数について言及し、「これらの犯罪は戦争犯罪かつ、ガザ住民の大量殺害の明らかな例である」との見解を示しました。
さらに、「現状は非常に危険かつ憂慮すべきものであり、状況がいつでも制御不能になる可能性がある」と述べました。
加えて、「シオニストの犯罪が止まらず、ガザ地区の住民に対する現在の攻撃が終了しない場合、もはや誰も危機の範囲の拡大を阻止できないだろう」としています。
そして、世界の平和と安全の分野における国連安保理の責任を想起させるとともに、「中国はパレスチナ国民に対するイスラエルの攻撃を阻止すべく自らの能力を活用する必要がある」と述べました。
中国の王毅外相も、西アジア地域の一触即発の現状に懸念を表明し、「国際社会は民間人への攻撃に反対すべきであり、国連安保理こそがこの責任を担い、本来の役割を履行すべきだ」と語っています。
王外相はまた、ガザ住民に対する集団処罰は容認できないものだとし、人道支援のための回廊の設置を強調しました。