イラン大統領がECO首脳会議で演説 ガザ支援と地域内自由貿易を訴え
11月 09, 2023 22:29 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領は訪問先のウズベキスタンで第16回ECO経済協力機構会議に出席し、ガザへの支援とECO地域内への自由貿易特区の設置を訴えました。
第16回ECO経済協力機構会議はウズベキスタンの首都タシケントで開かれています。
ECOは 1983年にパキスタン、イラン、トルコのイスラム系3国によって設立された地域的経済組織で、1992年にアゼルバイジャン、タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギス、アフガニスタンが加盟しました。
ライースィー大統領は今回の首脳会議で演説し、「新興国や発展途上国の経済は、新たな世界秩序の形成においてかつてない役割を果たしている」と述べました。
また、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ・ガザへの攻撃について言及し、演説の途中で出席者に亡くなったパレスチナ市民のために黙とうを捧げるよう求めました。
ライースィー大統領はその上で、「ガザ市民がかつてない空爆や人種差別を受けている中で、我々はこの場に集まった。この間、国連安保理のような既存の国際秩序は、シオニスト政権による数々の戦争犯罪に対して無力であり、敗北している」と述べました。
また、トルコのエルドアン大統領も、同会議でイスラエルによる犯罪に言及し、「停戦を声を大にして叫ばなければならない」「イスラエルはガザにおいて人間の価値を蹂躙している。女性や子供が殺害されているのに、世界の首脳は沈黙している」と述べました。
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