12月 05, 2023 15:31 Asia/Tokyo

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師がキューバのディアスカネル大統領との会談で、「米国と西側の横暴に対抗するという立場を共有する諸国間で同盟を形成するため、我が国とキューバが持つ多くの政治的・経済的能力を使うべきだ」と強調しました。

ハーメネイー師は4日月曜夜、イランを訪問中のキューバのディアスカネル大統領および使節団と行った会談において、「米国と西側の横暴に対抗する上で共通の立場をとる諸国間の同盟は、経済的協力に注力することで、パレスチナ問題のような世界的に重要な問題においても、共に効果的な立場を取れることになる」と述べました。

続けて、「パレスチナ問題は、最近のガザでの出来事や爆撃に限ったものではない。なぜなら、パレスチナの人々はこの75 年間、あらゆる類の拷問、苦痛、殺戮にさらされてきたからである。しかし、現在ガザで起きている惨事はあまりにも大規模なものだ。その現実は隠しようもなく、世界の人々にさらけ出されている」と説明しました。

その上で、パレスチナ問題をはじめとした世界の諸問題に対してキューバ大統領が取る立場はイランの立場と一致すると指摘しました。

また、自身が22年前にキューバの指導者である故フィデル・カストロ氏と会談したことに触れ、「キューバ革命と(それを率いた)カストロ氏の人柄には、イスラム革命が勝利する以前から、イランの革命家たちより常に特別な注意が向けられていた。それは、同氏が革命で取った姿勢が誠実であったためだ」と述べました。

そして、「革命における『誠実さ』『抵抗する力』『真剣さ』は、キューバ革命とイラン・イスラム革命に共通の特徴である」と強調しました。

 


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