テヘラン州南部で原始人のいた痕跡を発見
(last modified Wed, 31 Jan 2024 10:14:08 GMT )
1月 31, 2024 19:14 Asia/Tokyo
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    テヘラン州南部で原始人のいた痕跡を発見

イランのテヘラン州南部で、旧石器時代のものと見られる遺物が発見されました。

イランの旧石器時代は約4万年前に始まり、約2万年前まで続いていました。これに先立ち、この時代の遺物や出土品は、西部のケルマーンシャー州やロレスターン州ホッラムアーバード、南部ファールス州マルヴダシュト、中部イスファハーン州カーシャーンなど、国内の各都市周辺でも発見されていました。

イラン観光・文化遺産研究所所属の科学分野研究者であるモルテザー・へサーリー氏は、「我々は先週、テヘラン州南部レイ市の丘陵において、旧石器時代の石でできた遺物を確認した。これにより、テヘラン州での人類居住の歴史がさらに長期にわたるとわかった」と語っています。

これに関して、イラン国立博物館旧石器部門担当のフェレイドゥーン・ビーグラリー氏は、「これらの新たな発見で、テヘラン州における人類の居住の歴史は数万年前、おそらく4万年以上前から約8万年前まで遡ることになると思われる。複数の洞窟で発見されたこの時代の人骨も、ネアンデルタール人が旧石器時代中期にイランの一部に住んでいたことを裏付けている」とコメントしました。

 


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