イランのイスラム革命記念行進が、海外メディアで報道
イランイスラム革命勝利45周年を記念する盛大な行進の様子が、国際的に大きく報じられました。
11日日曜に実施された、大勢のイラン国民が参加してのイスラム革命勝利45周年記念行進および、ライースィー・イラン大統領の演説は、フランス通信、ロイター通信、AP通信、カタール国営衛星通信アルジャジーラのほか、ロシア、中国、その他の国々のメディアで広く報道されました。
ロイター通信は、「イスラム革命45周年を迎えたのは、シオニスト政権イスラエルが引き起こしたパレスチナ・ガザ地区での戦争のさなかであり、イラン全国で行われた行進に参加した人々は、『イスラエルに死を』、『アメリカに死を』とスローガンを叫んでいた」と報じました。
ロイター通信はさらに、「ライースィー大統領は、米国と一部の西側諸国を『ガザ地区でイスラエルが行う人道に反した犯罪』の幇助者として挙げた」としました。
AP通信も、記事の中でイスラム革命45周年について報じるとともに、「テヘランでは、国旗を手にした大群衆が『アメリカに死を』、『イスラエルに死を』と書かれたプラカードを掲げながらこのスローガンを連呼し、アメリカとイスラエルの旗を焼やした」としました。
アメリカの新聞ワシントンポストは、「イラン・イスラム革命45周年の記念式典は、ガザ地区での戦争とイスラエルの犯罪による緊張が西アジアの広範囲に広がる中での開催となった」と報じました。
さらに、イスラエルの新聞タイムズ・オブ・イスラエルも「イランがイスラム革命45周年を祝う一方、西アジアではガザ地区での戦争によって、緊張がこの先の運命を左右しかねない日々が続いている」としています。
このシオニスト系新聞はまた「大勢のイラン人が各地において、国旗、横断幕、風船などで色とりどりに装飾された目抜き通りや主要な広場を行進した」と報じました。
加えて、アルジャジーラを初めとしたアラブ圏の放送局の多くも、通常の番組を中断してイスラム革命記念日にライースィー大統領が行った演説を放送しました。