イラン、「ベネズエラ所有のボーイング機押収は米の違法行為」
2月 13, 2024 20:39 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、ベネズエラ企業の所有していたボーイング機の押収というアメリカ政府の違法行為を非難しました。
アメリカ財務省が制裁対象とするベネズエラのエムトラスール社が所有していたボーイング747-300型機は、乗務員の違法行為を裏付ける証拠が一切ないにもかかわらず、2022年6月にアルゼンチンで恣意的に押収されました。
このボーイング機をめぐり、アメリカ司法省は12日月曜、同機がすでにフロリダ州に移送されており、今後解体される予定だと発表しました。
キャンアーニー報道官は13日火曜、このようなアメリカ政府の違法行為を非難しながら、「我が国は、ベネズエラが自身の財産の所有権とアクセスを回復すべく行う努力および法的・外交的措置への確固たる支持を表明する」としました。
そして、「米国政府によるベネズエラ所有機の押収・移送は、不当な占有かつ、窃盗という一方的な敵対措置の結果である上に、国際法および国連憲章の基本原則にも違反している」と指摘しました。
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