視点
イラン女性支持を騙る者たちがイスラエルの犯罪に沈黙し続ける理由
政治アナリストが、シオニスト政権イスラエルの犯罪により西側諸国の矛盾した政策が改めて浮き彫りになったと指摘し、イラン人女性・故マフサー・アミーニー氏の支持者を自称する人々が、なぜガザ地区の現状に沈黙を決め込んでいるのか、との疑問を提起しました。
モハンマドホセイン・ガディーリー・アーブヤーネ解説員によりますと、西側諸国の対イスラエル政権支持は、言葉の上にとどまらず、あらゆる種類の武器が同政権に供与されてきました。実際、アメリカからイスラエルに供与されたロケットの総重量は、2トンにも及びます。
ガディーリー氏はこの件に関連し、「『マフサー・アミーニー氏はイラン政府によって殺害された』という虚偽の主張を行う人々は、ある国の閣僚のように、カメラの前で自分の髪を切るなどのパフォーマンスによって抗議を示したが、それらの人々はガザでの出来事に対し、沈黙を決め込んでいるのみならず、イスラエル政権支持に回っている」としました。
マフサー・アミーニー氏は、2022年に心臓発作のため警察で拘留中に死亡しました。警察のカメラに収録された画像からは、彼女に危害が及んでいないことが明らかになっていましたが、西側とイスラエル政権の各メディアは世論を煽り、関連のないさまざまな問題でイランに圧力をかけるべく、女性、命、自由などのスローガンを掲げ、イラン政府に対する大規模なプロパガンダ攻勢に着手しました。
一方、イスラエル政権は2023年10月より、西側諸国の全面的な支援を受け、パレスチナのガザ地区およびヨルダン川西岸地区において、防衛手段を持たないパレスチナ被抑圧民に対する大規模な虐殺を開始しました。ガザでは、同政権によるこれまでの攻撃で、3万人以上のパレスチナ人が殉教し、他7万人が負傷しています。