「アメリカは、核合意の取り決めを履行していない」

イランイスラム革命最高指導者のヴェラーヤティ国際顧問が、「アメリカは、約束していたように、核合意に関するイランとの取り決めを履行しなかった」と語っています。

ヴェラーヤティ顧問は、11日月曜、ＩＲＩＢ通信のインタビューで、「核合意が署名された後、しばらくの間、イランが核の平和利用への制限に関する取り決めを履行し、アメリカとその同盟国も、その間、行使した制裁を解除することになっていたが、イランはイスラムの基準に従い、取り決めを履行し、多くの場合、一方的な立場を取るＩＡＥＡ国際原子力機関も、それを認めている」と語りました。

ヴァラーヤティ顧問はさらに、「アメリカは、制裁解除とそれによる他国との貿易、通信、科学技術、金融関係の自由という取り決めを履行しなかった。その理由は、存在する問題によるものだ」としました。

また、アメリカの約束違反に対する5カ国の沈黙を批判し、「協議の中で、我々と6カ国が終わりまで話し合ったが、現在、彼らのうちの一国が、好きなように振るまっており、他の5カ国も何もしていない」と語りました。

ヴェラーヤティ顧問は、「彼らが沈黙している一方で、アメリカの行動は彼ら自身の損害になる」と述べました。

また、「我々は、他の5カ国に対し、なぜアメリカの約束違反に対して沈黙しているのかと問うるべきだ」と強調しました。