3月 27, 2024 15:48 Asia/Tokyo

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が26日火曜、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長および同行の使節団と会談し、パレスチナ抵抗軍および同国ガザ地区の市民の比類ない抵抗を称賛するとともに、「西側諸国の全面的な後方支援を受けたシオニスト政権イスラエルによる犯罪と残虐行為に対するガザ住民の歴史に残るような忍耐は、1つの偉大なる現象と言え、真の意味でイスラムに栄誉を与え、敵の望みに反した形でパレスチナ問題を世界の最重要課題とせしめた」と語りました。

ハーメネイー師はこの会談で、ガザ住民の虐殺及び同地区での殺戮が良識あるすべての人々に衝撃を与えているとしながら、次のように述べています;

 

「我が国は、パレスチナ問題および、抵抗するガザ被抑圧民への支援を躊躇わないだろう」

 

 

ハーメネイー師はまた、国際世論および、特にアラブを中心としたイスラム世界の世論の支持が、ガザ住民にとって重要になってくるとの見解を示し、次のように述べました;

 

「パレスチナ人の抵抗のメディア・プロパガンダ両面における行動は、現在までのところ非常に良好に進み、敵たるシオニスト政権イスラエルにも先んじているが、この分野ではより一層の行動がなされるべきである」

 

 

また、イスラエル政権によって殉教したハマスの指導者の一人、故アル・アローリー氏を追慕し、次のように述べました;

 

「この栄誉ある殉教者は傑出した人物であった。殉教の聖なる結果は、彼の神の道における聖なる努力に対する崇高なる神からの報酬であった」

 

一方、ハニヤ政治局長もこの会談で、パレスチナ問題、特にガザ住民に対するイランの政府と国民の支援に謝意を示すとともに、ガザ戦争の最新の政治的展開や現場状況について報告し、「この6か月間にガザの市民と抵抗勢力が示した模範的な忍耐と抵抗は、彼らの堅固な信仰心によるものであり、敵たるシオニスト政権イスラエルはガザ戦争で自らの戦略目標を全く達成できなかった」としています。

また、「パレスチナ抵抗勢力による対シオニスト作戦『アクサーの嵐』は、イスラエル政権の不敗神話を打ち砕いた。実際、開戦から半年過ぎた今、シオニスト政権は甚大な損害を被るとともに、数千人のイスラエル兵死傷者を出している。ガザでの戦争は、もはや世界的なものである。アメリカの統治者らはシオニスト政権の犯罪の主な共犯者であり、イスラエル政権の行う戦争の主導役を担っている」と強調しました。

そしてハーメネイー師に、「ガザでこれほどの残虐行為、犯罪、大量虐殺が起こっているものの、ガザの人々やパレスチナ抵抗勢力が断固として抵抗し、敵たるシオニスト政権に目的達成を少しも許さないであろうことを、私は保証する」と語りました。

 


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