4月5日はイスラエルに対する自由なる諸国民の雄たけびの日;イラン最高指導者の演説の抜粋
(last modified Thu, 04 Apr 2024 10:32:37 GMT )
4月 04, 2024 19:32 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が3日水曜午後、同国当局者集団との会合で、シオニスト政権イスラエルに対するパレスチナの攻撃・「アクサーの嵐」作戦とガザ攻撃での目標達成における犯罪政権イスラエルの二度の敗北を強調し、「今年の『世界ゴッツの日』は神の御心により、イラン国民の輝きと、自由を求める諸国民およびイスラム教徒の参加により、イスラエルという簒奪政権に対する国際的な轟きとなるだろう」と語りました。

ハーメネイー師は、「ガザという重要な問題が国際世論の優先事項から外れることを許してはならない」と強調し、「大量虐殺や大量殺人、女性や子供、医療患者や病院への攻撃といったシオニスト政権の犯罪は最近の歴史上例がない」とし、次のように付け加えました。

「この犯罪が極めて甚大であることから、西洋文化圏や欧米諸国で教育された人々でさえも抗議の声を上げている」

また、これまで半年間にわたる戦争をある意味で総括し、イスラエルが2つの側面で失敗したとの見解を示すとともに、次のように述べました。

「彼らの最初の失敗は昨年10月7日、即ちアクサーの嵐作戦の開始日であった。これにより情報・軍事面での自らの優位性を主張するシオニスト政権は限られた便宜しか持たない抵抗組織により情報面での大規模な敗北をを喫した。シオニスト政権のこの敗北敗と屈辱はこれまで補填されておらず、また今後も埋め合わせられることはないだろう」

また、「シオニストの二つ目の失敗はガザ攻撃で発表された目標を達成しえなかったことだ」とし、シオニストが国連決議案への拒否権や最近の決議案を法的拘束力なしとする完全な虚偽を含め、アメリカの全面的な軍事・財政・政治的支援を享受していることを指摘し、次のように述べました;

「これだけの支援を受けておきながら、シオニストは宣言した目標を何一つ達成できなかった」

ハーメネイー師はさらに、次のように述べています;

「イスラエルは、特にパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスを初めとする抵抗組織の破壊、そして彼らの息の根を止めることを目論んでいたが、今やハマス、さらにはパレスチナ・イスラム聖戦運動、そしてガザ抵抗組織集団は様々な困難を抱えながらも、シオニストが牛耳るシオニスト簒奪政権イスラエルに打撃を与えている」

さらに、「無辜の女性や子供に刃を剥けることや殺戮は、抵抗軍戦士の前でのシオニストの無力さによるものだ」とし、次のように指摘しました。

「シオニストは今後も確実に敗北し続けるだろう。また、彼らがシリアでやったような必死の努力は当然、平手打ちを受けるとともに、彼らの問題を解決することはない」

加えて、「自ら引っかかった罠からシオニストを救済する可能性はない」とし、次のように語りました;

「シオニスト政権は日々弱体化し、崩壊と破壊に近づいていくだろう。我々は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムがイスラム教徒の手に渡り、イスラム教徒がそこで祈り、イスラム世界がシオニスト簒奪政権イスラエルの崩壊を祝う日が来ることを切望している」

 

そして、イランのイスラム体制が日々力を増大し、またその敵は逆に弱体化していることを強調し、次のように述べました;

「地域的な目算と抵抗戦線及びこれに対立する戦線の戦況は『アクサーの嵐』作戦の後変化しており、将来はさらに変貌するだろう、そして『イスラムと抵抗運動、そしてイラン」の敵はこの変化に身をゆだねる以外になく、またイスラム社会の中にあるこの地域において統治はできないことを熟知しておくべきだ」

続けて、イラン最高指導者はこの会談で、人的可能性は自然的可能性よりも重要であるとし、次のように述べました;

「イラン国民が世界平均を上回る才能や知能を有していること、3,600万人の若者人口の存在、1,400万人が高等教育を受けていること、300万人の学生、10万人以上の学術評議会メンバーおよび、15万人以上の医師の存在は、イランのかけがえのない人的能力の1つである」

そして、この他にも「イランの並外れた可能性からして、経済状況の改善に対する国民の期待は達成可能である」とし、次のように述べました。

「イランは世界人口の約1%を占めるに過ぎない一方で、64の重要な鉱物物質を含む世界の天然資源の約7%を保有している。このことは、非常に好都合な機会と可能性である」

ハーメネイー師はこの他にもイランの他の自然的可能性として、国内に約3,700万ヘクタールもの耕地が存在すること、同国が鉄鋼やセメントなどの製品の生産で世界でも上位に位置することなどを挙げました。

 


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