米ブルームバーグが、イランの無人機製造技術の高さを報じる
4月 10, 2024 17:03 Asia/Tokyo
米ブルームバーグは、イランの無人機製造の技術が近年飛躍的に進歩し、イランが地域におけるプレーヤーとしてのし上がる契機となったと報じました。
イランの無人機を中心とする軍事技術の進歩は、西側の専門家らの注目を集めてきました。イラン製無人機の購入に意欲を示す国も数多くあります。
米ブルームバーグは9日付の記事で、イランの無人機製造の歴史を振り返り、現在、南米や中央アジアなど少なくとも5カ国でイラン製無人機が製造され、また12カ国でイランの技術や部品を利用していると報じました。
ブルームバーグはこの中で、イランが最初に無人機を製造したのはイラン・イラク戦争中の1980年代で、欧米やサウジアラビアがイラクのサッダーム政権を支援したにもかかわらず、イランは国内の大学や民間企業、軍事研究所などを総動員してこの戦争を乗り切ったとしました。
記事はまた、イランの無人機は性能が向上しており、このことが同国を地域におけるプレーヤーにしているとし、イランが無人機を外交武器として使用し、外貨の獲得手段としているほか、世界各地の紛争形態を変えることで無人機の輸出大国になっていると指摘しました。
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