6月 30, 2024 16:03 Asia/Tokyo
  • イランの対外直接投資誘致、制裁にもかかわらず西アジア第4位に
    イランの対外直接投資誘致、制裁にもかかわらず西アジア第4位に

イランのハーンドゥーズィー経済・財政大臣が、「西アジア諸国に関する情報から、対外直接投資誘致においてイランがUAEアラブ首長国連邦、サウジアラビア、トルコに次ぎ地域第4位となったことがわかった」と述べました。

イランは、地域の中でも恵まれた地理的地位を持ち、さらに鉱物、トランジット輸送、エネルギーをはじめとしたさまざまな分野において大きな経済的可能性を秘めていることから、常に魅力的な市場として外国の投資家の注目を集めています。パールストゥデイによりますと、ハーンドゥーズィー大臣は、「我が国は対外直接投資誘致において西アジア第4位となった。これは、わが国より上位にあるUAE、サウジアラビア、トルコが制裁や資本参入の障害、金融上の問題を我が国の10分の1も抱えていない中でのことである」と述べました。

続けて、「イランは、過去3年間に119億ドル以上の対外直接投資の誘致に成功した。そのためのルートの大半は、先日亡くなったアミールアブドッラーヒヤーン外相の尽力したBRICSや上海協力機構を通じ最近開かれたものであることを考えに入れると、イラン暦の今年1403年(西暦2024年3月20日~2025年3月19日)およびその翌年に真剣に取り組み続ければ、昨年の1402年に記録した対外投資の実績は来年にかけて更新されることが予想でき、我が国での外国投資に向けた出発点となることだろう」としました。

また、昨年の外国からイランへの投資は大半が非石油分野であったとし、「一部の者は、制裁やFATF・マネーロンダリングに関する金融活動作業部会問題のために中国の投資家をはじめとした特定の国々がイランに来ないだろうと主張していたが、実際はそのようにはならず、彼らはイランに投資している」と説明しました。

そして、イランの非石油輸出の状況について触れながら、「我が国の非石油製品輸出額の過去3年間平均は500億ドルとなっている。しかし、それより重要な意味を持つのは税関を通るトランジット貨物であり、これは我が国が孤立していないことを示している」としました。

 

 


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