7月 06, 2024 16:00 Asia/Tokyo
  • アジアの医薬品生産中心地の一つ・イランで、関連国際展示会が実施 
    アジアの医薬品生産中心地の一つ・イランで、関連国際展示会が実施 

医薬・化学薬品原料とその包装を扱う国際展示会である第6回PHARMEXが4日木曜、テヘラン市のシャフレ・アーフターブ国際展示場において4日間の日程で開幕しました。

イランで開催されるPHARMEXは、製薬およびその関連業界にとって最も重要な国際展示会だと言えます。

ParsTodayがメフル通信を引用して伝えたところによりますと、イランの医薬・化学品原料関連業者連合会のファラーマルズ・エフテラーイー役員代表は、「我が国の製薬会社が必要とする医薬品原料の71%は、国内で賄われている。イランの企業は効果ある医薬品原料の生産で高い能力を持ち、そられらの輸出はこの2、3年のうちに間違いなく広範囲に広がるだろう」と述べました。

続けて、「イランは医薬品原料の生産において力を持っているほか、他国に比べてその生産コストがはるかに低く抑えられている。そこから、イランはこの分野において有利な状況にあると言える。国内の生産能力は、以前は輸出を本格的に推進するほどのものではなかったが、現在この能力は大幅に上昇している」と説明しました。

その上で、薬品原料生産業で輸出が必要とされていることに言及し、「イラン国内の生産能力の高さを考えれば、輸出に向けた歩みは最善の選択肢と言える」と指摘しました。

そして、「PHARMEXはイランの薬品関連企業の能力を示す最高の機会である。この展示会の開催により、イラン企業と外国企業との間で複数の取引契約が結ばれることになるだろう」としました。

同氏は、先立って行った第6回国際PHARMEX関連の記者会見でも、「イランで使われる医薬品原料は7割以上が国内で生産されている。また、イランの医薬品は有効性の面で外国のものと同等の結果を出している」と述べていました。

イラン税関の統計によれば、イラン暦1402年(西暦2023年3月21日~2024年3月19日)にイランの薬品関連企業373社が輸入した総額は23億ドルでしたが、これは前年に比べ13.6%の減少となりました。また、薬品が同年のイランの総輸入量に占めた割合は約3.6%でした。

 

 


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