世界のトランジット輸送の中継点・イラン;4か月で760万トンの物資を輸送
(last modified Tue, 23 Jul 2024 10:53:06 GMT )
7月 23, 2024 19:53 Asia/Tokyo
  • 世界のトランジット輸送の中継点・イラン;4か月で760万トンの物資を輸送
    世界のトランジット輸送の中継点・イラン;4か月で760万トンの物資を輸送

イラン税関局長が、「過去4ヶ月におけるわが国を経由しての外国貨物の輸送量は58.5%増加し、762万2000トンに達した」としました。

イランは、物資輸送および国際トランジット輸送において、戦略的かつ地政学的に特に優位な地位にあり、一部のメディアはイランを世界のトランジット輸送の十字路・中継点としています。イランを通るトランジット輸送の特徴としては、安全性や輸送距離の短縮、そして経費が安くなることが挙げられます。

パールストゥデイによりますと、レズヴァーニーファル・イラン税関局長は、「過去4ヶ月間におけるわが国を経由しての外国貨物の通過量は58.5%増加し、762万2000トンに達した。これは過去4か月で前年同時期と比較して661%の増加となる」とし、「特にイラン北西部・西アーザルバーイジャーン州のピーラーンシャフル税関では、過去4か月で前年同期比で661%の増加を記録した。これは、トランジット輸送の出発点となるわが国の数ある税関の中でも最大となっている」と語りました。

さらに、「ピーラーンシャフル税関に次いで国外の製品を運ぶトランジット輸送が大きく増加したのは、トルクメニスタン国境のサラフス税関の286%、西部イラク国境のパルヴィーズハーン税関の197%、西部コルデスターン州バーシュマーク税関の111%だった」としています。

そして、「過去4ヶ月間で国外製品のトランジット輸送量が最も多かったのはパルヴィーズハーン税関で、同期間中に216万6000トンの製品がこの税関を通って輸送された。次いで多かったのは南部シャヒード・ラジャーイー、西部バーシュマーク、同バーザルガーン、北西部ピーラーンシャフル特別地区であった」と語りました。

これに関しては、イラン鉄道会社のサーレヒーCEOも21日、イラン‐中国間のコンテナ列車往復運行開始の式典で、「我が国は、中国製品をEU圏へ高速かつ安全に輸送する入り口の役割を果たしている」と述べました。

最近の注目すべき出来事である中国‐イラン‐欧州鉄道回廊の第一段階となる鉄道の運行開始式典は、テヘランの旅客鉄道ターミナル(アーパリーン物流センター)で行われました。

 


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