イラン軍総司令官「覇権主義者は自らに従属する者の首をはねる」
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イラン陸軍のムーサヴィー総司令官
イラン軍のムーサヴィー総司令官は、パレスチナ・ガザで抵抗を続けるハマスについて「イスラエルや覇権主義勢力の真の姿を映し出す鏡のような存在だ」としました。
【ParsTodayイラン】ムーサヴィー司令官はこの発言の中で「物質的で無神論的な頭脳を持った覇権主義者やシオニストたちは、この鏡を割れば自らの目的を隠し通せると思っていた。しかし鏡は粉々に割れれば、その数だけ鏡が増えるだけだ。そして依然としてその真実の光で闇を映し出す」と述べました。
そして「抵抗勢力はその驚くべき力で世界に向けて新たな景色を見せ、犯罪者や偽善者の表情を世界と歴史に向けて明らかにした」と述べました。
ムーサヴィー氏はその上で、「もし抵抗勢力が(武力以外の)通常の方法で自らの訴えを世界に届けようとしたら、どれだけ時間や費用をかけてもできなかっただろう。しかし今や、パレスチナの名前とその理念は世界中の真実を求める人々の心と耳に届いている」としました。
そして「従属の代償は抵抗よりも重いことは歴史が証明している。覇権主義者は自らに従属する者の首をはねる」と述べました。
ムーサヴィー氏はまた、「西側諸国のメディア帝国主義は自らの勝利を演出することで、抵抗勢力を動揺させようとしている。しかし抵抗勢力は傷を負うことはあっても、動揺することはない。抵抗はこの世においては名声と勝利あるいは殉教を、あの世においては神の近くにいることを約束されるからだ。本当に恐れるべきなのは、この世では呪われ、あの世でも地獄が決まっている者の方だ」と述べました。
そして、「抵抗運動は殉教者たちの血で活力を得る。そしてこれまでよりも強く前進し、覇権主義者やイスラエルをその力で叩きのめすだろう」と語りました。