イラン外相「シリアに関して表面的な変化や文言、スローガンに基づく決断はしない」
(last modified Sun, 05 Jan 2025 08:43:19 GMT )
1月 05, 2025 17:43 Asia/Tokyo
  • イラン外相「シリアに関して表面的な変化や文言、スローガンに基づく決断はしない」
    イラン外相「シリアに関して表面的な変化や文言、スローガンに基づく決断はしない」

イランのアラーグチー外相は「我が国はシリアに関して表面上の変化、発言、スローガンに基づいて決断することはない」とし、「我々は暫定政権が地域および他の国々に関する政策を発表し、十分に確立するのを待っており、その後一連の行動に基づいて決定を下す」と述べました。

【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は中国中央テレビCCTVとのインタビューで「イランがシリアとどのように関わるかは、同国中央政府における相手側の行動次第だ。イランは完全な善意を持っており、シリアの平穏を望んでいる」と述べました。そして、「全ての地域諸国が協力して、シリアのあらゆる民族・集団で構成された包括的政府の樹立を支援すべきである」と強調し、「シリアの領土保全と領土一体性が維持されるべきである」と語りました。

アラーグチー外相はまた、「シリアはテロリストの拠点や待避場所、近隣諸国や地域にとっての脅威となるべきではなく、このことは地域すべての国の共通見解だ」「最終決定はシリア国民が行うことになる。それは、彼らこそがシリアの統治者だからだ」と述べました。

2024年11月27日、シリアの武装勢力は当時のバッシャール・アサド大統領を権力の座から排除するためにシリア北部地域から作戦を開始し、最終的に11日後の先月8日、首都ダマスカスを制圧するとともに、アサド元大統領の国外退去を発表しました。その後、ムハンマド・アル・バシール氏がシリア移行政権の大統領に任命され、今年3月まで同国の暫定政権大統領を務めることになっています。

 


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