イスラエル・メディアが報じるイランの国防力
(last modified Mon, 03 Feb 2025 11:41:06 GMT )
2月 03, 2025 20:41 Asia/Tokyo
  • イスラエル・メディアが報じるイランの国防力
    イスラエル・メディアが報じるイランの国防力

イランの国防力の実態がイスラエルで大々的に報じられ、シオニストたちの間に恐怖感を巻き起こしています。

【ParsTodayイラン】イスラエル紙ハヨムは、イランの防衛産業の目覚ましい進歩および、無人機、防空システム、弾道ミサイルを含む様々な軍事装備の国内生産を報じ、同国のペゼシュキヤーン大統領の立ち合いの元で新型ミサイル「エエテマード」が公開されたことを取り上げました。同紙は「エエテマードは最大射程距離が1700キロメートルにも及び、イスラエルもこのミサイルの射程内に入る」と記しました。

同紙は別の記事で「イランは核弾頭の搭載が可能な射程距離3000キロのミサイルを開発している」と主張していましたが、後になってこれが衛星打ち上げ用であったことを認めています。

別のイスラエル紙マアリヴも、射程距離が1700キロに及ぶイランの新型ミサイルの公開に関する記事を掲載しましたが、その根拠としてイラン革命防衛隊の新型ミサイル都市の公開を取り上げ、エエテマードの射程圏内にイスラエルが含まれているとしました。

この点に関して、さらに別のイスラエル紙イディオト・アハロノトもイラン恐怖症を煽る目的で「イランの核ミサイルが欧州に到達」という見出しを掲げました。しかし同紙は、イランの衛星打ち上げの分野での成果について論じ、同国宇宙機関のサーラーリーイェ長官の衛星打ち上げに関する談話を論拠としているものの、ペルシャ湾での革命防衛隊の演習における対空砲の操作及び、ロケット弾発射装置の稼働を示す映像については一切説明していません。これは、おそらく読者の誤認を誘う目的だと考えられます。

イスラエルのメディアがイランの防衛計画に関して読者のミスリードを狙ったものの、イランのペゼシュキヤーン大統領や革命防衛隊のサラーミー総司令官は「国防力の成果を公表する目的は敵に対する抑止的なメッセージの発信にある」と明言しています。

 


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