イラン合同参謀本部議長が警告「我が国の安全が脅かされれば、情勢不安の有責者が平穏を見ることはない」
(last modified Sat, 22 Feb 2025 10:45:51 GMT )
2月 22, 2025 19:45 Asia/Tokyo
  • イランのバーゲリー合同参謀本部議長
    イランのバーゲリー合同参謀本部議長

イラン軍制服組トップのモハンマド・バーゲリー合同参謀本部議長が「我が国の安全が脅かされれば、南西アジア地域全体の安全が脅かされることになり、情勢不安の扇動者とこれを支持する者は窮地に追い詰められ、平穏を目の当たりにすることはないだろう」と語りました。

【ParsTodayイラン】バーゲリー議長は19日夜、イラン・イスラム革命防衛隊陸軍による演習「偉大なる預言者19」の最終フェーズの傍ら、「我が国の軍の準備態勢は最高水準にあり、敵が何らかのミスを犯した場合、シオニスト政権イスラエルとその装備および作戦計画に関与した勢力の平穏が危険にさらされるだろう」と強調しました。

バーゲリー議長は「我が国の軍の防空体制は完全な攻撃態勢の最高潮にあり、ミサイル生産も質量ともに非常に高い水準で中断されることなく継続している」と述べました。

また、「子供を殺す強奪政権イスラエルにアメリカが装備・支援を提供し、同政権がイランを威嚇するという犯罪行為は、決して目新しい出来事ではない。ガザでの大量虐殺により、イスラエルへの武器供給というアメリカの偽善と欺瞞ぶりは、これまで以上にその卑劣な本性を露呈した」としています。

さらに、イラン軍の各部隊での超小型航空機および無人機の使用に関する広範な計画に言及し、「第一段階として、政府軍および革命防衛隊陸軍に巡回用無人機および超小型航空機を大量に装備させ、次いで作戦上の必要​​に応じて他部隊にも装備すべく措置を講じる予定だ」と語りました。

革命防衛隊陸軍による演習「偉大なる預言者19」の第2フェーズはイラン南西部にて今月18日、同軍の最大規模の作戦演習として開始されました。この演習では、新たな戦闘方法や戦術の採用に加え、同防衛隊の各部隊に新たに導入された武器や装備の実際の戦闘現場での評価査定が行われています。

なおこの演習では、革命防衛隊陸軍に導入された無人機「モハージェル10」や防衛ミサイル「ガーエム118」、攻撃用無人機「ゴラーレ」が公開されました。

 


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