イランは世界3大骨髄移植先進国の1つ
(last modified Wed, 12 Mar 2025 04:19:55 GMT )
3月 12, 2025 13:19 Asia/Tokyo
  • イランは世界3大骨髄移植先進国の1つ
    イランは世界3大骨髄移植先進国の1つ

イランは医療分野での大きな進歩により、骨髄移植において世界の上位3カ国の1つとなっています。

【ParsTodayイラン】近年、イランは国内の能力や可能性に依拠し、各種医療分野で大躍進を遂げてきました。これらの分野の一つに骨髄移植が挙げられます。

骨髄移植は、白血病や骨髄異形成症候群、リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血などの他の血液悪性腫瘍などの疾患を持つ患者に対して行われてきました。この移植は、精巣癌、神経芽腫、髄芽腫など化学療法に反応しない多くの腫瘍性癌の他、サラセミア、鎌状赤血球症、ポルフィリン症、重度の免疫不全疾患などの先天性疾患にも適用できます。

イランの専門医は近年、骨髄移植の分野で存在感を示しており、この分野で世界の上位3カ国の仲間入りを果たしています。特に最近では、イランの知識ベース企業が骨髄移植患者専用の同種細胞治療薬「デストロセル」を開発し、この分野の患者にとって大きな助けとなっています。

新薬デトロセルは、骨髄移植などの同種造血幹細胞移植に特有の合併症とされるGVHD・移植片対宿主病の合併症を大幅に軽減することができます。

この点について、イラン科学担当副大統領管轄下のバイオテクノロジー・保健・医療技術本部のモスタファ・ガーネイー部長は、2024年10月29日、新薬デストロセルの公開式典で、​​「我が国は骨髄移植において地域の主要国の一つであり、イランの骨髄移植統計はその他の地域諸国をはるかに上回っている」とコメントしています。

イランにおける骨髄移植は30年以上の歴史を誇り、これについてアリー・ジャアファリヤーン同国保健医療教育相上級顧問は先月3日、国内でこれまでに1万7000件の骨髄移植が行われたことを明らかにしています。

 

 


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