イラン外相;「IAEAは責務不履行、国益を守る権利は留保」
6月 28, 2025 14:47 Asia/Tokyo
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イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
アラーグチー・イラン外相がIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長の発言に対し、「イランは自国の利益、国民、そして国家主権を守るために必要な全ての措置を講じる権利を留保する」と語りました。
【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、アラーグチー外相は27日金曜、「X」上の自身のアカウントに「イラン国会は、我が国の核活動の安全と安全確保が保証されるまで、IAEAとの協力停止を決議した」と投稿しました。
また「この決定は、IAEAが10年前に過去のすべての問題の正式解決を宣言していたという事実の隠蔽に、遺憾ながらラファエル・グロッシ事務局長が関与していたことの直接的な結果である。グロッシ氏はこの行為によって直接、IAEA理事会にとって政治的動機に基づく対イラン決議採択の下地を作り、さらにシオニスト政権イスラエルと米国によるイランの核施設への違法な攻撃を助長した形となった」と述べています。
さらに「しかも驚くべきことに、グロッシ事務局長は職務に反して、IAEAの保障措置規則とその規定に対するこのような露骨な違反に対する明確な非難を避けた」と強調しました。
続けて「この卑劣な事態の全責任は、IAEA及びその事務局長にある。グロッシ事務局長が安全保障監視を装って爆撃地を訪問しようと主張するのは無意味であり、悪意を孕む可能性さえある」と語っています。
アラーグチー外相は最後に「イランは自国の利益、国民、そして国家主権を守るために必要な全ての措置を講じる権利を留保する」と結びました。
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