イラン大統領:「近隣諸国との関係に新たなページを開く用意あり」
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イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領
イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領が「我が国はイスラム諸国間の連帯の必要性に注目し、包括的協力の拡大を目指して、ペルシャ湾岸協力会議と全面的に協力する用意がある」と語りました。
【ParsTodayイラン】ペゼシュキヤーン大統領は29日日曜の閣議で、「私の責務は、12日間の戦争中における独創的な措置および、この民族抵抗運動の最高級の統括指揮に関してイラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師に対し特別な謝意と称賛を表明することである」とし、「この危機を乗り越え、安全や平和という岸辺にたどり着くことは、彼の支援と指導なしには不可能だっただろうし、それは今後も不可能だろう」と述べています。
また宗教指導者、著名な学者や学術関係者、作家や知識人、芸術家、メディアや報道関係者に対し、政府と軍に対する論理的支援と擁護に心から感謝の意を表しました。
さらに「この挙国一致、一体性、結束の形成において、国民と国家に対する深い愛着と絆を示した在外イラン人の役割は無視できず、私もこれらの親愛なる人々に感謝と尊敬の意を表する次第である」とコメントしています。
そして「我が国の原則的な戦略は近隣政策および地域諸国との関係発展だと考えており、第14期政権もその推進に特別な関心を持っている」と述べました。
加えて「我が国はイスラム諸国間の連帯の必要性に注目し、包括的協力の拡大を目指してペルシャ湾岸協力会議と全面的に協力し、これを通じてペルシャ湾岸地域の近隣諸国との関係に新たな1ページを開く用意がある」と語っています。
ペゼシュキヤーン大統領は最後に「我々は、ペルシャ湾が地域諸国間の平和と協力の象徴であること、そして我が国とこの地域の近隣諸国、特にこの地域的組織との関係を強化することは、イスラム世界全体と全ての地域諸国に平和、友愛、発展のメッセージを伝えるものであると信じている」と結びました。