イラン外務省報道官「英独仏との協議は彼らの現実志向の試金石」/イエメンが西側向けの電撃措置を企画
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イラン外務省のイスマーイール・バガーイー報道官
バガーイー・イラン外務省報道官が、同国と欧州3カ国(英国、フランス、ドイツ)との協議を、イランの核問題に関するこれら3カ国の見解と立場を修正する貴重な機会であるとの見解を示しました。
バガーイー報道官は「25日金曜日にトルコ・イスタンブールで行われたイランと英独仏による協議は、イランの核問題に関するこれら3カ国の見解と立場を修正する貴重な機会だ」と述べています。
【ParsTodayイラン国際】バガーイー報道官は「欧州の信頼性と交渉における立場を損ない、周辺的な立場に追いやったこれまでの非建設的なアプローチを、この機会にこの欧州3カ国が修正することを期待している」と語りました。
また、欧州諸国がいわゆるスナップバック・メカニズム(2015年の「核合意」で解除された対イラン国連制裁を再発動できる仕組み)の利用を繰り返し示唆していることについては「定まった期限にイランの核問題を国連安保理の議題から除外しない正当な理由はない。さらに、欧州3カ国は、JCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)における責務に対する立場と行動を鑑みるに、根本的にこのようなメカニズムに頼る資格も権利もない」とコメントしています。
過去1か月にガザで1000人のパレスチナの子どもが殉教
シオニスト政権イスラエルの日刊紙ハアレツは、同政権軍が先月(6月)のガザ地区への攻撃により約1000人のパレスチナの子どもを殉教に至らせた、と報じました。
パキスタン軍司令官、北京で中国高官と会談
パキスタン軍のサイード・アシム・ムニール司令官は25日金曜、中国・北京で同国の政治・軍事高官らと会談し、地政学的変化に直面した両国間の戦略的関係と協力、そして相互支援の強化というパキスタン側の責務・約束事を強調しました。
コロンビア大統領が反シオニスト的姿勢を表明
コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は25日金曜、同国軍の最高司令官として、イスラエル占領地に向かう石炭を積んだ船舶の拿捕を命じたと発表しました。ペトロ大統領はまた、コロンビアとしてガザ地区でのパレスチナ人に対するイスラエルによるジェノサイドには一切協力も共謀もしないことを強調しています。
上海メディア・シンクタンクサミットが開催
今月23日から27日までの日程で、中国河南省鄭州市の鄭州国際エキシビション・コンベンションセンターにて、SCO上海協力機構メディア・シンクタンクサミットが、加盟国および対話パートナーのメディア、シンクタンク、政府部門、地域・国際機関から総勢400名以上の代表者らの参加により開催されています。このサミットは「上海精神」の実現に向け、メディア分野の協力の強化、人を中心とした交流の促進、各国間の相互理解の深化を目指しています。
イランの通信衛星「ナーヒド2」が宇宙へ打ち上げられる
イランの研究・通信衛星「ナーヒド2」が、ロシアのソユーズロケットによって宇宙空間に打ち上げられました。この打ち上げは、ロシアのイオノスフェラM衛星3号機と4号機、及びイランを含む様々な国の18基の衛星を含む複数衛星ミッションの一環となっています。
世界各地でガザでのジェノサイドに抗議するデモ実施
イラン、イエメン、米国、レバノンなど、世界各地でパレスチナ・ガザでのジェノサイドに抗議するデモが行われ、抗議活動参加者らが同地区への人道支援搬入を要求しました。こうした世界規模での抗議行動が続く中、人権団体はガザにおける人道状況の悪化を警告しています。
レバノン活動家:「抵抗を強化すべき」
41年間の服役を経てフランスで釈放され、レバノンに帰国した同国の活動家ジョルジュ・イブラヒム・アブダラー(Georges Ibrahim Abdallah)氏は25日金曜、抵抗を強化する必要性を強調し、「パレスチナにおける抵抗を燃え上がらせなければならない。アラブ諸国がパレスチナ人とガザ地区住民の苦しみを傍観しているのは恥ずべきことだ」と述べました。
12日間戦争におけるイランの3大勝因
イラン軍合同参謀本部アボルファズル・シェカールチー上級報道官は今月24日夜、「先の12日間戦争でわが国が勝利を収めた3代要因は団結、指導者の慎重さ、そして国民の不屈の精神にある」と述べました。この戦争はイランのイスラム政権の打倒を目的として始まったものの、シオニストとその世界的な支持者らの屈辱的な敗北で終わっています。
イエメン:西側に対する多くの電撃措置を準備
イエメン国家評議会・防衛安全保障委員会のヤヒヤ・モハンマド・アル=マフディ委員長は25日金曜、米国と西側諸国によるイエメンへの脅迫行為について「もしが再び軍事的緊張状態に戻れば、イエメンが用意した計画に度肝を抜かれるだろう。イエメンは今や大国と化し、米国と西側諸国の最新兵器を抑止する多くの手段を有するとともに、彼らに対する多くの電撃措置を準備している」と語りました。