人工衛星「ナーヒド2」が打ち上げ成功:イランの通信衛星技術に大きな一歩
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イランは25日、通信衛星「ナヒード2」の打ち上げに成功しました。この衛星は国内の通信技術の発展を目的として設計・製造されました。
(last modified 2025-08-11T05:23:30+00:00 )
7月 26, 2025 17:07 Asia/Tokyo
  • 「ナヒード2」の打ち上げ
    「ナヒード2」の打ち上げ

イランは25日、通信衛星「ナヒード2」の打ち上げに成功しました。この衛星は国内の通信技術の発展を目的として設計・製造されました。

【ParsTodayイラン】「ナヒード2」は、イラン宇宙機構の監督の下、国内の宇宙関連研究所や技術系企業の協力により開発され、イランの宇宙分野における進歩の象徴となりました。

ナヒード2は、衛星インターネットやテレビ放送などの商業用途が見込まれるKuバンド通信、3方向すべてで位置を調整・固定することが可能な三軸姿勢制御、地上との双方向通信技術などを衛星軌道上でテストすることになっています。この衛星の主な任務は、低軌道(LEO)での通信技術の開発と試験で、より高度な通信衛星の基盤として、次世代の衛星に向けたハードウェアプラットフォームを提供します。

また、展開型ソーラーパネル技術も今回初めて採用され、衛星が太陽からより多くのエネルギーを吸収し、長時間の活動を可能にしています。

ナヒード2で行われる予定の各種実験は、今後のイランの宇宙開発事業に大いに貢献することが見込まれます。

今回、ナヒード2の打ち上げは、ロシアのヴァストチョニ宇宙基地からソユーズロケットによって行われました。この打ち上げにおけるロシアとの協力は、イランの宇宙外交の成功を示しており、宇宙関連分野における制裁を克服した象徴と言えます。

 


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