イラン外相が警告;「イスラエルの拡張主義計画の矛先は地域の安全保障」
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アラーグチー・イラン外相が「誰も誤算に巻き込まれてはならない。一つの主体に法を逸脱した行動を許せば、いかなる地域も安定を維持できない」と語りました。
(last modified 2026-02-07T10:42:03+00:00 )
2月 07, 2026 19:39 Asia/Tokyo
  • カタール・ドーハでのアルジャジーラ・フォーラムで演説するアラーグチー・イラン外相
    カタール・ドーハでのアルジャジーラ・フォーラムで演説するアラーグチー・イラン外相

アラーグチー・イラン外相が「誰も誤算に巻き込まれてはならない。一つの主体に法を逸脱した行動を許せば、いかなる地域も安定を維持できない」と語りました。

セイイェド・アッバース・アラーグチー外相は6日金曜、カタール首都ドーハにて、同国の国営衛星テレビ局アルジャジーラが主催する国際会議「アルジャジーラ・フォーラム2026」の開会パネルに特別ゲストとして出席し、現在の危機に関するイラン政府の見解を述べるとともに、「パレスチナ問題は西アジアのみならず、世界における正義を決定づける問題である」と強調しています。

ParsTodayイラン国際】アラーグチー外相は演説の冒頭で「パレスチナは、我々の地域における戦略的かつ道義的な羅針盤である。これは、国際法が理にかなっているか、人権が普遍的な価値を持つか、そして国際機関が弱者を守るため、あるいは強者の力を正当化するためだけに存在しているのかを試す試金石である」と述べました。

また「パレスチナとガザは単なる一人道危機ではない。それはより大きく危険な何か、すなわち『安全保障』の名の下に推進される拡張主義的な計画の温床となっている」とし、「今日ガザで我々が目にしているのは単なる戦争ではない。これは、民間人の生活を意図的かつ広範に破壊するジェノサイドに他ならない」と強調しています。

さらに、この危機がもたらす地域的影響について、「シオニスト政権イスラエルの拡張主義的計画は、全ての地域諸国の安全保障を不安定に陥れる直接的な影響を及ぼしている。イスラエル政権は現在、公然と他国の国境を侵犯し、主権を侵害し、政府高官を暗殺している」と語っています。さらに、「ガザ問題が破壊と強制移住によって『解決』されるならば、次はヨルダン川西岸地域に矛先が向けられ、同地域の併合が正式な政策と化すだろう」と警告しました。

加えて、この計画の構造的な影響について言及し、「イスラエルの拡張主義計画は、近隣諸国の軍事的、技術的、経済的、そして社会的な弱体化を必要としており、その結果、イスラエル政権は永続的に優位に立つことになる」と述べました。そして「この計画の枠組みにおいて、イスラエルはいかなる制限もなく全く自由であり、いかなる査察制度の及ばない大量破壊兵器も含め、軍備拡張し放題の状態である。その一方で同時に、他国は軍縮を求められている」とコメントしました。

続けて「今や我々は国際法と集団責任の原則に根ざした、法的、外交的、経済的、そして安全保障的な協調戦略を必要としている」とし、「イスラエル政権に対する即時の武器禁輸、軍事・情報協力の停止、そして同政権当局者への制限行使」を求めました。

またこの他にも「最終的な解決策は、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを首都とする統一された独立国家パレスチナの樹立である」とし、アラブ・イスラム世界、そしてグローバル・サウス(南半球)諸国に対し、「統一外交戦線」の構築を呼びかけました。そして「これは対立ではなく、力による地域の再編を阻止することである」と語っています。

アラーグチー外相は最後に「誰も誤算に填まってはならない。一つの主体に法への逸脱行為を許している限り、いかなる地域も安定を維持できない。免責特権の原則は平和をもたらさず、紛争の拡大をまねく。安定への道は至極明確であり、それはパレスチナにとっての正義、犯罪への責任追及、占領とアパルトヘイトの終焉、そして主権、平等、そして協力に基づく地域的秩序体制である」と結びました。

 

 


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