イラン最高指導者「イラン国民はその新たな使命により世界市民から尊敬される」
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イラン最高指導者のモジュタバー・ハーメネイー師は4日に出した声明の中で、「イラン国民は抵抗戦線における新たな使命を果たしたことで、世界中の目覚めた市民や自由を求める人々にとって尊敬の的となった」と述べました。
(last modified 2026-06-06T05:02:22+00:00 )
6月 05, 2026 18:21 Asia/Tokyo
  • イラン最高指導者のモジュタバー・ハーメネイー師
    イラン最高指導者のモジュタバー・ハーメネイー師

イラン最高指導者のモジュタバー・ハーメネイー師は4日に出した声明の中で、「イラン国民は抵抗戦線における新たな使命を果たしたことで、世界中の目覚めた市民や自由を求める人々にとって尊敬の的となった」と述べました。

【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は4日、イスラム教シーア派の祝日ガディール・ホム(632年、預言者ムハンマドが自身の後継者にイマーム・アリーを指名したとされる出来事)およびイラン初代最高指導者ホメイニー師の命日(1989年6月4日)に際して声明を出しました。

ハーメネイー師はこの中で、「殉教した指導者(=前最高指導者アリー・ハーメネイー師)はホメイニー師の思想をその言葉、文章、行動で継承しただけでなく、毎年この日に市民との会合を開くことで、国民があらためてホメイニー師に忠誠を誓う日とし、ホメイニー師の思想の中核を人々に説明してきた」としました。

モジュタバー師の声明全文は以下の通りです。

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慈悲深く慈愛あまねき神の御名において

アリー・イブン・アブー・ターリブに統治権を授けたことで、自らの宗教を完成させ、その恩恵を全うされた神に称賛あれ。

私は、イランおよび世界中のムスリム、そしてイスラム共同体の父あるいは信徒たちの長であるイマーム・アリーを敬愛する人々に対し、このガディール祭を祝福する。また、故イマーム・ホメイニー師に敬意を捧げる。

今年のこの日は、偉大なるホメイニー師との別離から37回目の日であり、また、殉教した偉大な指導者かつ国民の父であったセイエド・アリー・ハーメネイー師が神の元に旅立った後、初めて迎える日でもある。(例年のこの日のように)ホメイニー師が眠る廟で、ハーメネイー師の力強い声と英知に満ちた鋭い言葉が響くことはもはやない。

しかしながら、イスラーム共和国建国者による10年間の演説・著作、および殉教した偉大な指導者による36年間の演説・著作の総体は、我々すべてにとって比類なき貴重な遺産であり、未来への道を照らす灯火である。

第一に、本日はガディール祭であり、神からの最大の祝祭である。それは、神がイスラム社会およびイスラム統治の責務を明示し、歴代の無謬なるイマームたちの継続的な統治と指導権を通じて、宗教の完成と恩恵の完遂を実現された日である。

ガディールという日は、その高貴な生涯の一瞬一瞬を、カアバにおける誕生から殉教の栄誉に至るまで、神のために、そして神の道のために捧げた人物(アリー)を想起させる。

したがって、アリーは、神の預言者ムハンマドに次ぐ存在として、あらゆる時代において、すべてのムスリムと信仰者にとって最高の模範であり、包括的な手本である。幼い子供から高齢者に至るまで、また一般市民から知識人や指導者に至るまで、すべての人が彼を模範とすべきである。革命の2人の指導者(ホメイニー師とハーメネイー師)の人生が誉れ高いのも、この偉大なアリーへの追随にあった。

第二に、本日はイマーム・ホメイニーの命日でもあり、この著名ではあるが十分には理解されていない人物について熟考し、語り合う貴重な機会である。

彼は人々を強く惹きつける人格の持ち主であり、その輝かしい理念と目的を深く理解することは、イラン・イスラム共和国の未来を照らす道標となる。しかし今日、多くの若い世代は彼と直接接する機会を持たなかった。また、彼の存命中を知る人々の中にも、その人格や思想の本質にまで到達した者は決して多くない。

神はコーランの中でこう述べている。

「言え。私はただ一つのことをもって汝らに勧告する。それは、2人であれ1人であれ、神のために立ち上がることである」

全能なる神は、この高貴な節において、最も偉大なる預言者ムハンマドに対し、「共同体に告げよ。私はただ一つのことのみを勧める。それは神のために、2人であれ1人であれ、立ち上がることである」と命じている。

この節は、革命の偉大な指導者にしてイスラーム共和国建国者であり、我々の時代の高潔な神の僕であった比類なき人物が、イラン国民に対して「神のための蜂起」を呼びかけた最初の言葉でもある。

この「神のための蜂起」こそがイマームの思想体系の基礎である。そして、その存在がもたらした最も重要な成果と恩恵の一つは、この理念に基づく社会の指導と育成、そして社会への深遠な影響であった。この神聖なる運動こそが、神の恩恵と導きを招き、社会を真理へと導く神の摂理を実現する源泉である。

「われらのために努力する者たちを、われらは必ずわれらの道へと導く」

そして、ホメイニー師および殉教した偉大な指導者ハーメネイー師の時代において、イラン国民を大きく動かした主要な運動の数々が、彼らの直接あるいは間接の指導によって実現されたのではなかったか。

1963年6月5日の蜂起において、圧政と植民地主義に幻惑され、西側諸国への全面依存と政治的閉塞が支配していた状況下で、眠り込んでいた国民を目覚めさせたのはどのような偉大な力であったのか。

1979年2月1日に数百万の人々を歓迎のため街頭へと導き、また1989年6月4日にイマームを見送るために街へと集めたのは、どのような求心力であったのか。

そして近年の最も驚くべき事例として、2026年2月28日の早朝以降、イラン国民を奮い立たせ、高尚な動機のもとに広場へ導いたのはどのような強固な力と鋼鉄の意志であったのか。

3カ月以上が経過した後もなお、彼らは殉教した指導者および他の殉教者たちの復讐を求め、イスラム体制と祖国の尊厳を守るために情熱を失うことなく活動を続けている。そして数千万に及ぶ献身者たちの隊列を強固なものとし、殉教した指導者の理想の実現、真理の確立、そして神のための蜂起のために結束しているのである。

まさに、偉大なるホメイニー師と殉教したハーメネイー師こそが、この潜在力と覚悟をイラン国民の中に蘇らせ、常に高く評価してきたのである。

高潔なるイマームは、その模範的な敬虔さによって、自らの筆から生み出される言葉の一つ一つに責任を持っていたことは疑いない。彼は遺言書の中で大胆な主張を行い、次のように記している。

「私は断言する。現代におけるイラン国民とその数百万の大衆は、預言者ムハンマドの時代のヒジャーズの民や、イマーム・アリーおよびイマーム・フセインの時代のクーファやイラクの民よりも優れている」

今日、イラン国民は新たな覚醒によって、抵抗戦線とともに世界の自由を愛する諸国民の誇りとなっている。そしてホメイニー師の遺言のこの一節の真実性を改めて示したのである。

殉教した指導者の言葉を借りれば、巨大な国民の海を揺り動かした力強い手とは、偉大なるイマーム・ホメイニーの鋼鉄の人格、揺るぎない心、そしてズルフィカールの剣にもたとえられる雄弁な言葉であった。彼は数百万の人々を行動へと導き、その場にとどまらせ、進むべき方向を教えたのである。

そしてもちろん、この種の影響力のもう一つの例は、まさにハーメネイー師である。彼は先代の道を歩み、40年にわたり革命体制を指導した。そして若者への信頼を基盤に、人々の認識と視野を深め高めることによって、社会を極めて高い準備状態へと導いた。

その結果、彼の殉教という大事件の後、イラン国民の新たな覚醒の段階が形成されたのである。

ハーメネイー師の思想体系は、まさにホメイニー師のそれそのものであり、それは純粋なる預言者ムハンマドのイスラムの延長線上に位置している。その基盤は「神のための蜂起」にあり、この学派の門弟たちは、真理を打ち立て、虚偽を取り除き、この光輝ある道のために奮闘する準備を整えて列をなしている。

イマーム・ホメイニーは、イラン、イスラム共同体、そして世界規模で巨大で歴史的な変革を生み出した人物である。そして殉教した指導者は、その変革を深化させ、拡大し、継続させることに努め、その完成と実現のために国家建設と社会形成を進めたのである。

この文脈において、彼は言葉、文章、行動、そして様々な会合を通じてイマームの思想をしただけでなく、今日という日を、国民が毎年ホメイニー師との誓約を新たにする日へと変えた。そしてイマームの思想体系を構成する原則、政策、路線についての一つの体系的な世界観を説明し続けた。

その中で繰り返し語られた教えの一部は次のようなものであった。

イラン国民は信仰深く、知性的で、勇敢な人々であること。国民こそが国家の真の主人公であり、国家の力の源泉であること。そして、この国民が正しい変革を求めるならば、それを実現することができ、「我々にはできる」という理念を様々な分野で現実のものとできるということ。

また別の教えとして、被抑圧者を支援することは、イスラム的、人道的、そしてイラン人としての義務であることが挙げられる。

さらに、覇権体制が、とりわけその頂点に位置するアメリカが、このイラン国民とその卓越したアイデンティティ、そして服従を拒む精神に敵意を抱いていることも強調された。

まさに、この覇権体制は、およそ80年前にできたイスラエルと呼ばれる軍事拠点の存在を維持するため、その東方、すなわち彼らが描く「大イスラエル」という虚構の地理概念の東端に位置する、強く独立したイランの存在を受け入れようとしない。そして、その発展を妨げるためにはいかなる行動も惜しまないのである。

この機会に私は親愛なる国民に対して申し上げたい。

邪悪な敵は、諸君の勇敢な子弟たちである軍との対決において敗北を喫した。そして、とりわけ軍事的な戦場においても、また社会や街頭においても決定的な打撃を受けた結果、深刻で象徴的な屈辱を経験している。その影響は、諸外国が彼らから離反するという形でも現れている。

そのため彼らは現在、複合戦争において2つの重点目標に集中している。第一はイラン国民の忍耐力と持久力を損なうことである。第二はイラン指導層の判断体系に誤りを生じさせることである。その両方に共通する主要な手段は、人々の心に疑念、絶望、恐怖、不信、そして分裂の種を蒔くことである。

したがって、このような敵意に対抗するためには、すべての人々が堅固さと明晰な認識を保ち、団結と結束、相互信頼を維持し、敵と声を合わせることなく、その邪悪な計画を無力化しなければならない。

この点において、責任ある立場の者たちがこれらの価値を支える役割は極めて重要である。国民の不信や失望を招くいかなる行為も、この国とその国民の敵を利する行為とみなされる。

現在、革命の勝利者でありながらしばしば誤解されてきた2人の指導者、すなわち偉大なるホメイニー師と、殉教した敬愛すべきハーメネイー師の思想体系を実践を通じて世界に紹介し、それを実現するための新たな機会が生まれている。

この重要な責務は、すべての国民、とりわけ若者、知識人、思想家、そして芸術家たちの肩にかかっている。

彼らは、この思想体系に基づき、神の約束を信頼し、我らが主であるイマーム・マフディーの加護のもと、純粋なるイスラムの道、すなわち無謬と最高の指導権を有する人々が2000年にわたって示した光輝ある道筋に従いながら、愛する祖国イランの輝かしい未来を築かなければならない。

私は全能の神に祈願する。

この新たな覚醒を遂げた国民を最終的勝利へと導き、進歩と偉大さの壮麗な頂へ到達させ給わんことを。

また、革命の2人の指導者の崇高なる魂と、イスラム革命の殉教者たち、特に第二および第三の聖なる防衛における殉教者たちの清らかな魂を、その主であるイマーム・アリーとともに集わせ給わんことを。

さらに、我らが主である時代のイマーム・マフディーの聖なる心をイラン国民に満足させ、この愛する国民とその奉仕者たちを、特別な祈りと取り成しの恩恵にあずからせ給わんことを。

神の恩寵と慈悲によって。

平安と神の慈悲、そして祝福があなた方の上にありますように。

 


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