イラン外相がIAEA理事会に書簡;「現在の危機の元凶は米国」
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アラーグチー・イラン外相が、米国と欧州3カ国によるイランへの違法行為に関して、IAEA国際原子力機関理事会メンバー宛てに書簡を送付しました。
(last modified 2026-06-10T09:55:34+00:00 )
6月 10, 2026 15:26 Asia/Tokyo
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オーストリア・ウィーンでのIAEA国際原子力機関理事会会合
    オーストリア・ウィーンでのIAEA国際原子力機関理事会会合

アラーグチー・イラン外相が、米国と欧州3カ国によるイランへの違法行為に関して、IAEA国際原子力機関理事会メンバー宛てに書簡を送付しました。

【ParsTodayイラン】メフル通信によりますと、セイイェドアッバース・アラーグチー外相は、IAEA理事会のメンバー国の外相らに宛てた書簡において、「現在の危機は米国が引き起こしたものであり、米国によるIAEA理事会を悪用しての違法行為の正当化工作は許されるべきではない」と改めて指摘しています。

また、今月のIAEA理事会の四半期会合と同時に送付されたこの書簡において、米国が提出した決議案を「政治的かつ悪意のある行為」だとして非難しました。

アラーグチー外相は加えて、昨年2025年6月には同理事会で決議が採択されてから24時間も経たないうちに、シオニスト政権イスラエルとアメリカがイランの保障措置下の核施設を違法に攻撃し、多数のイラン国民を殉教させたことを指摘し、「IAEAはまたもや平和的な核施設への攻撃を正当化するための道具になるのでは」という疑問を呈しています。さらにこの書簡の中で、「決議案の主要な提案国こそが、現在IAEAが対処しようとしている危機そのものの元凶である」と強調しました。

そして、2025年6月以降に米国とイスラエルがイランの平和的な核施設に対して行った数々の攻撃、およびイランの核科学者とその家族の暗殺に言及し、「これらの凶悪な行為はIAEA史上前例がなく、このような攻撃は国際法体制、世界の安全保障と平和、核不拡散体制、そしてIAEAの保障措置の実施に甚大な影響を与えている」と語っています。

さらに理事会のメンバーに対し、この問題に警戒心、公平性、責任ある姿勢で取り組み、IAEAという世界の核の番人としての国際機関を再び米国の政治的道具に転じさせないよう求めました。

加えて、2018年に米国が一方的かつ違法にJCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)から離脱したことを想起し、「外交交渉の最中のイランに対する軍事行動、並びに保障措置下にある核施設への広範な攻撃は、アメリカが国際的義務を軽視していることの証拠である」とし、理事会メンバーに対し、この決議への反対により事態の複雑化を防ぐよう求めています。

アメリカは今回のIAEA理事会の四半期会合において、イラン・イスラム共和国に対する決議案を理事会メンバーに提出し、審議および決定を求めていました。

 

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