在オーストリア・イラン大使;「オーストリアには国際機関を受け入れる資格なし」
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イラン原子力庁のモハンマド・エスラーミー長官のIAEA国際原子力機関総会参加を妨害した事実をアメリカ代表が認め、オーストリアが同国入国ビザ取り消しを正当化したことに対し、オーストリア首都ウィーン駐在のナジャフィー・イラン大使が、「オーストリアには国際機関を受け入れる権限はない」と強調しました。
(last modified 2026-09-15T06:59:37+00:00 )
9月 15, 2026 05:13 Asia/Tokyo
  • オーストリア駐在イラン大使のレザー・ナジャフィー氏
    オーストリア駐在イラン大使のレザー・ナジャフィー氏

イラン原子力庁のモハンマド・エスラーミー長官のIAEA国際原子力機関総会参加を妨害した事実をアメリカ代表が認め、オーストリアが同国入国ビザ取り消しを正当化したことに対し、オーストリア首都ウィーン駐在のナジャフィー・イラン大使が、「オーストリアには国際機関を受け入れる権限はない」と強調しました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、レザー・ナジャフィ駐ウィーン大使は、14日月曜に開催された第70回IAEA総会において、「ウィーンに拠点を置く国際機関の受け入れ国としての義務履行におけるオーストリア政府の政策と実績は容認しがたいものであり、同国がそのような地位にふさわしくないことは疑いの余地がない」と述べています。

これらの談話の前に、アメリカ代表は同国がエスラーミー長官の渡航禁止措置免除要請に反対したことを認め、「この反対が国連制裁委員会の規則に従って要請拒否につながった」と主張しました。

米国代表はまた、この妨害行為を正当化する中で反イランの主張を繰り返し、「核保障措置の分野での有意義な協力なしには、米国としてエスラーミー長官の総会出席を許可できない」と主張しています。

さらに「イランは総会への出席をプロパガンダ目的で利用していた」と主張し、ウラン濃縮のレベルに関する非難や、米国および同国の地域パートナーの安全保障上の利益に対する脅威を提起しました。

オーストリア代表も自国の対応を擁護し、「我が国は国連安全保障理事会の制裁委員会に(イラン原子力庁長官の)渡航禁止措置の免除を要請したが、却下された」と述べています。

また「この決定の結果、オーストリアはイラン代表団の一員の入国を阻止する義務を負った」と主張し、さらに相応の時期にビザ申請を提出する必要性を指摘しました。

これに対しナジャフィ大使は、オーストリアの言い分を「完全に歪曲されている」とし、同国が開催国の義務違反を正当化するために期限切れの決議や存在しない委員会を論拠としたことには驚き呆れるばかりだ、と述べています。

さらに「国連決議2231の有効期限は2025年10月18日に失効しており、イランに対する国連の制限はすべて終了した」と強調しました。

ナジャフィ大使によれば、これはイランだけの立場ではなく、2つの安保理の常任理事国やNAM非同盟運動諸国も同様の法的立場をとっているということです。

加えてイラン大使は「いわゆる制裁委員会の名の下にとられた措置は法的権限の限界を超えており、一部の西側諸国による安保理の手続きと権限の乱用である」との見解を示しました。

そして、スナップバック(対イラン制裁発動を可能にする仕組み)の自動的な実施の主張を拒否し、「決議2231の執行条項11は国連憲章第27条の代替にも無効にもならず、その枠組み内で実施されなければならない」と強調しています。

この他にもナジャフィ大使は「ビザ申請の際、イラン代表団長の要請が1カ月前に提出されビザが発給されていたが、その後になって制裁を口実に入国を阻止された」とも明らかにしました。

また「ビザの発給は、オーストリアとそれに同意したシェンゲン協定加盟国が、法的にスナップバック措置が実施され制裁が復活したとは考えていなかったことを示している」と強調しました。また「査証取り消しが特定の国からの圧力の下で行われ、その後、この措置のための法的正当化が行われたことは明らかだ」としています。

ナジャフィ大使はまた、件の圧力が、数日前のIAEA理事会による政治的な対イラン決議の主要な発起人の一つであり、イランの核施設への侵入により国際法と国連憲章の規則に違反した同じ国によって加えられたものであることを想起しました。

そして最後に「イランはオーストリア政府への強い圧力は理解しているが、その圧力は受け入れ国による義務違反を正当化するものではない。IAEAとその本部受入国の信用の失墜を代償とする、自国の利益推進を目的としたこの国際組織の手段的な利用は危険な傾向であり、阻止されるべきものだ」と結びました。

 


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