イランのゾロアスター教徒代表議員が米国務長官に警告;「歴史はいずれの国の政府の宣伝事務所にあらず/イランは数千年もの文化と国民の意志の産物」
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イラン国会のゾロアスター教徒代表、ベフシード・バルホルダール議員
イラン国会ゾロアスター教徒代表を務めるバルホルダール議員が、アメリカ国務長官の主張に対し反応を示しました。
【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、ベフシード・バルホルダール議員は、紀元前480年のペルシャ戦争(第二回遠征)におけるアテネ占領および、アクロポリスの丘にあった神殿群の焼き討ちに関するマルコ・ルビオ米国務長官の主張に反論し、場合分け・選択的な歴史の解釈を避けるべきことを強調し、「イランは文化、文明、抵抗の地であり、脅迫や侮辱をもってイラン国民の意志を打ち砕くことは不可能である」と述べています。
また「歴史について語るなら、そのすべての内容に耳を傾ける必要がある。今日の政治や権力のために使われている部分だけでは不十分である。そこで、イラン人ではなくギリシャの歴史家ヘロドトスが書いた書籍を紹介する。そこではアテネ人およびイオニア人のサルデス侵攻の物語が記録されている。小アジア西部の現在のトルコの都市サルデスは、アケメネス朝の重要な中心地の一つであった」としました。
さらに「ルビオ国務長官殿! 歴史はいずれの国の政府の宣伝機関でもない。それは、誰もが他人にあれこれ指摘する前に自分の顔を見なければならない鏡のようなものである」と語っています。
そして「私は自国の国会におけるイランのゾロアスター教コミュニティの代表として、歴史の深淵にまで遡る文化的ルーツを持つ国の立場から話をしている。我が国民は知的遺産において、真実と虚偽、知恵と無知、繁栄と破壊を対立させてきた。ゾロアスター教文化では、『善良な思考、善良な言葉、善行』という言い回しは単なる文言ではなく、人間の行動や力を測る基準とされている」と述べました。
加えて「この立ち位置から我々は次のように述べる。文明について語るなら尊重し、歴史を語るなら歪曲してはならず、平和と安全について語る際には、1つの国民の脅迫と文明的優越性の言葉を混同してはならない。イランは1つの演説により生まれたわけでもなく、はたまた1つの演説によって滅亡もしない。イランは文化と文明の国であり、思想と詩の国であり、知識と建築の国であり、歴史の浮き沈みの只中を走り抜けて今も生き続ける遺産溢れる国である」とコメントしています。
そして「イラン国民は何度も時代の嵐を経験してきたが、自らのアイデンティティを失ってはいない。都市や建物は損傷し、地理的な国境は変化に晒されても、1つの国民の歴史的記憶は脅迫や屈辱によって消し去られることはない」と語りました。
続けて「権力誇示により一つの国民の意志を打ち砕けると思い込む輩の時代は終わった」と述べた。イランはいくつかの文の政治的表現で要約できるものではなく、それは文明が歴史上の戦争や敗北だけでは認識できないことに等しい。我々は戦争を歓迎しないが、脅迫に屈することを美徳とは考えていない。我々は相互尊重、持続的な安全、そして諸国民が侮辱的な言葉ではなく知恵に溢れた言葉で語り合う未来を望んでいる。我々は、イランを過小評価する輩に告げる。イランを最新の地図で計算してはならない。イランは幾千年もの国民的な意思、記憶、文化、経験の産物である」と述べています。
さらに「もし誰かが脅迫によりこの国民を屈服させられると思うなら、一国の真の力は武器や装備の数だけでなく、その国民と国土のつながりやその文化的資本、抵抗力、そして未来を築く意志の中にもあることを熟知しておく必要がある。高潔なる国イランは、220日以上も戦争の現場に立ってそれを証明している」としました。
また「我々は、自らの文明的な記憶において、アケメネス朝のキュロス大王やダリウーシュ大王に始まり、英雄叙事詩人フェルドウスィー、そして現代の思想家や犠牲者の諸氏、対イラク戦争で殉教したヘンマト司令官とバーケリー司令官、2020年1月に米軍のテロで殉教したソレイマーニー司令官、2025年6月の12日間戦争でテロ暗殺されたバーゲリー合同参謀本部議長、南部ホルモズガーン州ミーナーブ郡の児童生徒や南部ファールス州ラーメルドの人々、数百万もの無名戦士たち、発射装置の背後にいる兵士たち、そして先だって殉教した前イスラム革命最高指導者が最前線に立つ存在、そして権力、知恵、アイデンティティに至るまで様々な物語を思い起こす大地の子弟なのである」と語っています。
さらに「私はイランのゾロアスター教徒代表として、真実と知恵の遺産を論拠とし、明確にこのメッセージを伝えたい。イランは慈悲ではなく尊敬を、脅迫ではなく安全を、そして相互尊重に基づく関係を望んでいる。決して、自らの一国民を他国の文明の裁定者とみなす階層構造は望まない。もし何者かが脅迫の言葉を選び続けるなら、我々の答えは明確である。イラン国民は自らの見識、連帯、意志を拠り所として、自らの自決権と独立の権利を守るだろう」と述べました。
バルホルダール議員は最後に「我々はルビオ長官に勧告する。西洋人に、イラン攻撃においてあなた方に加わるようソクラテスの髭に誓わせるのではなく、くれぐれも賢明になっていただきたい。今、私はこの口上書において、かのアケメネス朝のダレイオス(ダリウーシュ)大王の言葉を引用しておく。一日に3度、この言葉を自分に繰り返し言い聞かせていただきたい。それは『掻き立てられた国民の怒りはすべての悪魔を焼き尽くすだろう』というものである。だから恐れるべきだ。そして、我々が確実に勝利していることを肝に銘じていただきたい」と結びました。
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