アメリカ、米国製航空機のイランへの一時的飛行を許可
7月 30, 2016 19:40 Asia/Tokyo
アメリカ政府が、同国製の航空機がイランに一時的に渡航する許可を出しました。
ロイター通信によりますと、アメリカ財務省の外国資産管理局が、29日金曜、声明を出し、「アメリカ製航空機がイランに飛行する許可を出す」と発表しました。
この許可は、ドイツのルフトハンザ航空やトルコ航空などの外国の航空会社にアメリカ製の航空機、あるいはアメリカ製の部品を含む航空機でイランに飛行することを許すものです。
アメリカ財務省の声明では、これらの飛行には、イランに72時間以上停留しないなど数々の条件が設定されています。
さらに固定翼機も許可の対象となっていますが、ヘリコプターについては許可は出ていません。
今回の許可ににおいては、各国の航空会社はイランで航空部品を備蓄することはまだ許可されていません。
アメリカ財務省の声明は、イラン航空とボーイング社の合意に影響はないと見られています。
ボーイング社は6月、イランに旅客機80機を売却し、29機が貸し出されると発表しました。
アメリカ議会はこのボーイング社の決定に反発し、航空機の売却への反対法案を可決しました。