核合意とその結果に関するイラン外相の分析
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アミーンザーデ解説員 「イランは常に協議の席につき、核協議での決定も、今期政府の決定ではなく、国家、体制としての決定であった。この協議で、イランは、問題を推進する上で重要な方法として外交を利用できることを示した」
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
2月 10, 2016 17:55 Asia/Tokyo
  • 核合意とその結果に関するイラン外相の分析

アミーンザーデ解説員 「イランは常に協議の席につき、核協議での決定も、今期政府の決定ではなく、国家、体制としての決定であった。この協議で、イランは、問題を推進する上で重要な方法として外交を利用できることを示した」

イランのザリーフ外務大臣は、9日火曜、国内外の投資と包括的共同行動計画の法的影響に関する会合で演説し、このことを強調すると共に、「イラン恐怖症やイラン排斥という危険な陰謀が、当時、敵によって真剣に追求されていた。この陰謀によって、イランとの協力、対話、接近は多くの犠牲を伴うものになり、彼らはイランと活動をともにすることは、名誉の失墜という犠牲を伴うと言っていた」と語りました。また、「世界には、イランへの敵対が正当化できるような雰囲気が生じ、それは政治や経済のあらゆる分野に存在していた。だが現在、イランとの対話は、他国にとって名誉ある行為になっており、イランと連絡を取り、話し合いたければ列に並ぶ必要がある」と述べました。それにも拘わらず、イランへの敵対は終わっていません。ザリーフ外相はこれについて、「アメリカの目的に対して疑いを持つ人がいても不思議ではない。なぜなら、アメリカにも、イランに関してさまざまな見解を持つグループがあり、アメリカの対イラン政策は誤っていたからだ」と述べました。

ザリーフ外相が指摘した、イランに対するアメリカの措置の一例は、9日火曜にアメリカ平和研究所が発表したイランに関する報告の内容で、そこでは、アメリカ議会が、ここ数ヶ月の間に、核問題以外のイランに対する制裁のリストに、新たに13の措置を追加したとされています。アメリカ平和研究所のインターネットサイトは、「昨年末から、アメリカの議員がイランに対して13の措置を講じ、その多くが核問題以外に関するものだった」としています。

このような動きは、今もイランとの衝突によって存続しようとする流れがあることを示しています。彼らは今後も、失った機会を取り戻し、包括的共同行動計画の実施を妨げ、この計画が実現される以前の雰囲気を取り戻そうとするでしょう。ザリーフ外相はこれについて、サウジアラビアによる地域に緊張を作り出すための政策に触れ、「サウジアラビア政府は、理にかなわない子供じみた政策により、他者を危険に晒す以上に自分自身が損害を蒙っている。彼らは以前の状況に戻れると考えている」と語りました。

こうした中、なぜサウジアラビアがそのような政策を追求しているのかには、別の理由も存在します。サウジアラビアは、現在、イエメン戦争に忙しく、ISISを支援し、テロや過激派を世界に広めています。サウジアラビアはこのような理にかなわない行動により、原油市場を混乱させ、弾圧的な政策によって、国内の抗議の声を消そうとしています。しかし彼らはこれ以上、イエメンの人々への爆撃を正当化することはできません。そのため、この問題や自分たちの犯罪を、イラン恐怖症によって覆い隠そうとしています。このような動きは、シオニスト政権イスラエルにも利益をもたらしています。なぜなら、ガザの封鎖やパレスチナ人の殺害を正当化できない状況の中で、彼らが逃げられる唯一の道は、イラン恐怖症による問題のはぐらかしだからです。

実際、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアは、一部の対立にも拘わらず、共通の利益により、イラン恐怖症を広めることに力を注いでおり、そうして地域の緊張を継続させ、過去の政策を続けようとしています。