イラン外相とアメリカ国務長官がニューヨークで会談

イランのザリーフ外務大臣と、アメリカのケリー国務長官が、ニューヨークで会談しました。

イランのザリーフ外務大臣が、アメリカのケリー国務長官と、現地時間の２２日木曜、イランと６カ国グループの初の合同委員会の会合の傍らで、短い会談を行いました。

ザリーフ外相とケリー長官の会合の中心議題は、核合意の包括的共同行動計画の効果的な実施の追求とされています。

また、イランと６カ国グループの初の外相レベルの合同会合は、イラン側の要請により、ニューヨークで行われました。この会合の中心議題は、核合意の実施における西側の遅延と怠慢だということです。

イラン側は、世界の大手銀行が、イランとの協力に関する政府からの必要な保証を受けていないとしています。

イランのローハーニー大統領は２０日火曜、フランスやイギリス、イタリアの首脳とニューヨークで会談し、「一部の銀行、保険の問題が解決されないうちは、相手側の取り決めは実施されていないことになる。ヨーロッパ諸国の政府は大手銀行にイランとの協力ができると確信させることが必要だ」と語りました。