イランとロシアが医療・衛生分野で協力

イランのガーズィーザーデハーシェミー保健医療教育大臣が、「イランの医療・衛生分野での適切な能力は、イランとロシアの協力の下地を整えている」と語りました。

イルナー通信によりますと、ガーズィーザーデハーシェミー大臣は、ロシアのツィブ産業通商次官が参加したイランとロシアの代表による会合で、「イランとロシアの首脳は、特にこの２年間を含む過去２０年間、二国間関係の拡大を決定してきた」と語りました。

ガーズィーザーデハーシェミー大臣はまた、医療と保健の分野に関する協力は、両国の協力の中で重要なものだとして、「現在は合意を実施するため、イランとロシアの政府・民間の能力を証明する時期だ」としました。

ガーズィーザーデハーシェミー大臣とツィブ次官の立会いの下、両国の間で衛生・医療に関する１１の合意書が署名されました。

研究、イラン製の医薬品のロシアでの登録、ロシアにおけるイランの医薬品の共同製造、ワクチン、第三国への輸出への市場獲得などが、イランとロシアの民間部門の間で締結された合意の中心事項となっています。

ガーズィーザーデハーシェミー大臣率いるイランの使節団は、イランの医薬品の生産ラインの稼動と、関係拡大を目的としたロシアの政府関係者との会談のために、ロシアを訪問しています。