イラン国連代表部、イスラエルとサウジの兵器に抗議
10月 15, 2016 22:02 Asia/Tokyo
イランのデフガーニー国連次席大使が、サウジアラビアへの兵器の輸出とシオニスト政権イスラエルの武装化に対して警告を発しました。
IRIB通信によりますと、デフガーニー次席大使は、シオニスト政権の核兵器計画の危険性を訴えると共に、この政権の核兵器の廃絶とサウジアラビアへの侵略兵器の継続的な輸出の阻止を求めました。
デフガーニー次席大使は、国連総会の軍縮・国際安全保障委員会の年次会議での演説でこうした表明を行いました。
デフガーニー次席大使は、一部の中東諸国への最新兵器の大量の輸出に関して、「このような兵器が地域、とくにサウジアラビアやイスラエルに継続的に流入することで、情勢不安が生じることを懸念している」としました。
さらに、イエメンでのサウジアラビアの犯罪について触れ、兵器輸出国に対して、国際法に関して取り決めを遵守し、サウジアラビアへの兵器の輸出を停止するよう求めました。
サウジアラビアは1年以上前に、イエメンで野蛮な戦争を開始しました。10月8日にはイエメンの葬儀を爆撃し、この中で150人の民間人が死亡しました。
デフガーニー次席大使は、シオニスト政権の核兵器計画についても、「最も危険な兵器が中東の最も危険な政権の手にある」としました。
さらに、「このような政権が保有する核兵器は中東のNPT核兵器不拡散条約加盟国の安全に対する最大の脅威と見なされる」と述べました。
また、「イスラエルをNPTに加盟させるべきだ」と強調しました。
デフガーニー次席大使は最後に、「核兵器の完全な廃絶に向けた最も有効な解決策は、協議と核兵器廃絶に関する包括的な条約の作成だ」としました。