イラン国会議長、「中東地域の危機解決策は政治的手段」
10月 26, 2016 16:58 Asia/Tokyo
イランのラーリージャーニー国会議長が、中東地域の危機解決策は政治的な手段であるとしました。
イルナー通信によりますと、ラーリージャーニー議長は25日火曜、ボスニア・ヘルツェゴビナの各派を代表する大統領評議会のイゼトベコビッチ議長とテヘランで会談し、「地域でテロ事件が多発していることで、問題の政治的な解決が困難に直面している。残念ながら、ワッハーブ派の思想を持つ一部の人々の教育は、地域や世界における過激主義的な行動やテロ攻撃の発生につながっている」と語っています。
また、地域でテロが拡大している理由について触れ、「テロ組織の行動が活発化している原因の一つは、テロリストが一部の国により手段として利用されていることにある。そうした国は、しばらく経つとテロリストを制御できなくなり、テロリストが舵を握ることになる」と述べました。
一方、イゼトベコビッチ議長も、イランを訪問できたことに満足の意を示し、「両国の政治的な関係は好ましいレベルにあり、対イラン制裁の解除により両国の経済関係もさらに高められるべきだ」としています。
さらに、「イランは、地域の安定した有力国家として、その地域の問題の解決に寄与している」と語りました。
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