2月 16, 2016 23:25 Asia/Tokyo
  • イラン文化指導相、日本との映画協力について語る

イランのジャンナティ・イスラム文化指導大臣は、映画の分野でイランと日本の協力の可能性が存在する、と語っています。

ハバル・オンラインによりますと、ジャンナティ大臣は16日火曜、日本の河井内閣総理大臣補佐官とテヘランで会談しました。

ジャンナティ大臣はこの会談で、「両国の協力のひとつは、映画の分野における協力だ」としました。

さらに、「我々は昔から日本を映画やテレビドラマ制作が盛んな国として知っている」としました。

また、「1980年代、日本の多くの映画がイランのテレビで放映され、現在もこれに関して両国の協力の下地が存在する」と強調しました。

さらに、書籍の翻訳によって、両国の文化や文明を互いに近づけ、親しむことができるとし、「日本に関する多くの書籍がイランで出版されており、翻訳本として支持者を有している。これらの書籍の多くが、日本で教えているイランの大学教授らによって編纂され、イランで刊行されている」としました。

ジャンナティ大臣は、演劇、具象芸術、書道、芸術展示会の開催などイランと日本の二国間の協力や活動を強調しました。

また、「両国の間で文化週間を開催し、教授や学生の交換において両国の学術・大学協力を拡大することができる」と述べました。

ジャンナティ大臣は、宗教学やイスラム学、さらに日本の慣習を知る目的で、両国の研究機関が協力することを強調しました。

さらに、博物館協力、文化財の修復と保護、経済・貿易の可能性の利用とメディアの協力についても触れました。

また、1957年のイランと日本の文化合意の調印について触れ、「この合意を見直し、両国の文化・芸術のすべての分野を含む新たな合意に変えるべきだ」と述べました。

一方の河井補佐官もこの会談で、「日本の首相のイラン訪問に向けて、文化に関する行事を開催し、日本のイラン大使館がこれに関して我々を支援するよう提案する」としました。

続けて、「イランは古い文明を持った国であり、我々は文化、歴史などにおいて、多くの様々な共通の活動を行うことができる」としました。

タグ