テヘラン金曜礼拝、イラク・ヒッラの爆弾テロを非難
(last modified Fri, 25 Nov 2016 10:31:41 GMT )
11月 25, 2016 19:31 Asia/Tokyo
  • テヘラン金曜礼拝、イラク・ヒッラの爆弾テロを非難

25日に行われたテヘラン金曜礼拝で、セッディーギー師が説教を行い、24日木曜にイラク・ヒッラで起こった爆弾テロを非難しました。この中で、イラン人24人を含むシーア派の巡礼者80人以上が殉教しました。

セッディーギー師は、イラク・ヒッラで、シーア派の追悼儀式から帰国途中に爆弾テロに遭った殉教者の遺族に哀悼の意を示しました。

さらに、シーア派3代目イマーム、ホサインの殉教から40日目のアルバインの儀式は、貴重な財産、自発的な動き、イスラム教徒の連帯の要素であるとし、「この儀式への人々の盛大な参加は、イスラム世界に対する脅威や陰謀を退ける最大の武器だ」と述べました。

また、この儀式に参加する巡礼者へのイラクの政府と国民のもてなしに感謝を示し、「イランの警察や治安部隊は、国内外の巡礼者の治安の確保において適切な行動を取った」と語りました。

セッディーギー師はまた、地域諸国に対するアメリカの軍事介入に触れ、アメリカの次期政府に対し、好戦的な政策を続け、地域での戦争に莫大な費用を投じるのではなく、国内の経済問題の解決に取り組むよう勧告しました。

また、アメリカによるイラン制裁法の10年延長は、核合意への違反であるとし、「最高指導者の表明にあったように、この制裁が実現されれば、イランは必ず、対抗措置を取る」と述べました。