イラン大統領、「生産力の向上は、イランの国力の増強の下地」
(last modified Mon, 12 Dec 2016 10:15:13 GMT )
12月 12, 2016 19:15 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、「生産力の向上は、イランの国力の増強の下地」

イランのローハーニー大統領が、「生産力の増加は、イランの独立を確立し、国力を向上させる下地となる」と語りました。

ローハーニー大統領は12日月曜、テヘランで開催された小麦の自給自足を祝う式典で、「イランは、核合意やOPEC石油輸出国機構の協議、航空機の購入、農業生産など様々な分野において、目覚しい成功を収めており、今後も経済分野で新たな成功を収めるだろう」と述べています。

イラン航空は、テヘランで11日日曜、アメリカのボーイング社から80機の航空機を購入する契約に調印しました。

この契約額は166億ドルに相当するということです。

ローハーニー大統領はまた、過去10ヶ月間で1日あたりの産油量が100万バレルから230万バレルに増加したことに触れ、「こうした産油量の増加は核合意の成立後に実現しており、最近、オーストリア・ウィーンで行われたOPECの会合において、イランの石油産業の関係者の交渉力を強化する下地を整えた」としました。

さらに、「この会合でのイランの成功は、石油分野での新たな核合意だ」とし、「この成功は、シオニスト政権イスラエルや、誤った政策を進めている地域諸国の1つにとっての新たな敗北となった」と語っています。

ローハーニー大統領はまた、「農産物の増産は、雇用機会を創出し、国民総生産を成長させ、そして食の安全を向上するとともに、イランの独立や永続、国力の向上に向けた下地作りとなる」と述べました。

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