最高指導者、今月26日の選挙へのイラン国民の大々的な参加を強調
(last modified Wed, 24 Feb 2016 13:19:26 GMT )
2月 24, 2016 22:19 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、今月26日の選挙へのイラン国民の大々的な参加を強調

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、敵の陰謀を退けるため、イラン議会選挙と専門家会議選挙に多くのイラン国民が参加するよう強調しました。

ハーメネイー師は、24日水曜朝、テヘランで、イラン中部イスファハーン州のナジャフアーバードの数千人の人々を前に演説し、イランでの2月26日の選挙に触れ、「イランでの選挙の重要性は、投票だけに限られない。選挙は、悪質なプロパガンダや圧制的な制裁、圧力の後、敵に対抗する上でのイラン国民の盾、自己表現を意味するものだ」と語りました。

ハーメネイー師は、穏健派と強硬派について正確に説明し、選挙に偽りを吹き込み、二極に分裂させようとする敵の陰謀に対し、賢明さを保つよう、全ての国民、特に体制責任者や政治家に呼びかけると共に、今度の選挙は、イランの独立と栄誉への支持、国民の抵抗と忠誠の具現、自己表現であるとしました。

さらに、選挙への国民の大々的な参加により、イスラム革命が世界において、再び偉大さと威信を得るとし、「選挙は、国民の抵抗、意志、力だけでなく、欲望に穢れた目的との戦いにおける偉大な国民の勇気と忠誠心を示すだろう」と語りました。

また、「イラン国民は、覇権主義者の強欲や拡張主義に対する抵抗、勇気、責任、敬虔さを備え、アメリカを恐れず、自らの法的な責務を果たすような国会を求めている」と強調しました。

ハーメネイー師は、核合意の後のアメリカの計画に触れ、「アメリカは、核合意の後、イランと地域に関して計画を持っており、今もそれを追求している。なぜなら、地域のどの国が、彼らの穢れた目標に対して力強く抵抗するのかをよく知っているからだ」と述べました。

また、影響力の行使が、イランにおけるアメリカの計画のアプローチ方法だとしました。

ハーメネイー師は、体制責任者と政治家に、敵の政治的な言葉を繰り返すこと、特に強硬派と穏健派という表現を使用するのを控えるよう勧告しました。

さらに、イランに穏健派は存在しないことをアメリカが認めていることに触れ、「イラン国民全体が革命を支持しており、革命を守っている」と強調しました。